駄ン文ロンパ117
2015/07/31 06:00

【傍若無人! 左右田様3】


日向「目指せコンプリート! うおおおおおおおおっ!」ちゃりんちゃりんちゃりん

日向「うらぁっ!」がちゃがちゃ

ころんっ

日向「……栗?」

日向「男のマロン……マロン? ロマンじゃなくてマロン? 栗?」

日向「……」




――――




日向「という訳でこの道具が何なのか探りたいんだが」

左右田「食おう」

日向「おい」

左右田「栗御飯が良い」

日向「おい」

左右田「モンブランにしようか、モンブランモンブラン」

日向「お前食うことしか頭に無いのか!?」

左右田「栗持ってきて『この道具が何なのか探りたい』とか言ってくる奴よりは増しだと思う」

日向「お前実はSなの? なぁ」

左右田「確かに左右田のイニシャルはSだな」

日向「そういう意味じゃない」

左右田「あれ、これ硬っ」がんっがんっ

日向「ちょっ!? お前何割ろうとしてんだよ! それ一つしかないんだぞ! やめろ!」

左右田「ふんっ!!!!!!!!」どぐしゃぁっ

日向「壁が!!!!」

左右田「ちっ……割れねぇな」

日向「壁に罅は入ったがな!」

左右田「どうやらこれは食い物じゃねぇみたいだ。解散」

日向「勝手に解散するなぁっ! 壁壊しといて逃げんじゃねぇよ!」

左右田「だってこんなゴミどうでも良いし」

日向「ゴミじゃない! 男のマロンだぞ、名前からして何かありそうだろ!?」

左右田「ロマンとマロンを掛けたギャグだろ、はい解散」

日向「待てやゴルァッ!」がしっ

左右田「ん」がしっ

日向「え」

左右田「はっ」ぐるんっ

日向「ぐふっ!」びたーんっ

左右田「大丈夫か?」

日向「いや、今お前が背負い投げしたんだろうが……!」

左右田「ところで日向にとってのロマンって何?」

日向「え、俺を助け起こすことなく見下ろしたままで何言ってんの此奴……」

左右田「ロマンは無いのか? 無いなら解散」

日向「いや、あるけど……」むくっ

左右田「何だ?」

日向「んー……やっぱりこう、あれだよ……うん……」

左右田「解散」

日向「ああああああああっ! 判った、ちゃんと言うから!」

左右田「早く」

日向「えーっと……女湯とか」

左右田「解体」

日向「ちょっ、解体!? おいやめろ死にたくない! 死にたくない!」

左右田「女湯とか無いわぁ」

日向「じゃあ何だよ、お前のロマンって!」

左右田「ロボット」

日向「えっ?」

左右田「ロボット!」目きらきら

日向(あ、可愛い)とぅんく

左右田「ドリル付きのロボット。エンジン全開で地球の半分削り取るようなやつな!」きらきら

日向(あ、発想は可愛くない)

左右田「日向には俺のロマンが判らねぇか?」

日向「んー……まぁ、ロボットに憧れるのは判るかな」

左右田「だよな! ロボット格好良いもんな!」きらきら

日向(やっぱり可愛い)とぅんく

左右田「ターミネーターとか造って過去に送り込んで元親友消したいなぁ」きらきら

日向(やっぱり発想は可愛くない……)

左右田「で、ロマンについて語り合ったのは良いけど、結局この栗使い道ねぇな。捨てよう」

日向「おおおおおおおおっ!? やめろって! もしかしたら使い道あるかも知れないだろ!?」

左右田「例えば?」

日向「た、例えば……女子の入浴シーンが見れるかも知れないだろ……?」

左右田「……」

日向「……」

左右田「……日向、これ……アイランドモードだから……」

日向「アイランドモードって何だよ!?」



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