駄ン文ロンパ116
2015/07/29 06:00

【傍若無人! 左右田様2】


左右田「なぁ狛枝」

狛枝「あはっ、どうしたのかな左右田君。超高校級のメカニックである君が僕みたいな害虫に声を掛けるなんt」

左右田「……」べちぃっ

狛枝「へぶっ」

左右田「口上が長い」

狛枝「ごめん」

左右田「ん」なでなで

狛枝「んー……で、僕に何か用なのかな?」

左右田「おぉ、実は聞きたいことがあってだな」

狛枝「何かな?」

左右田「気が強い奴はアナルが弱いってマジだと思うか?」

狛枝「……え、えっ?」

左右田「マジだと思うか?」

狛枝「えー……っと……僕に聞かれても困るというか……」

左右田「知らないのか」

狛枝「うん、残念ながら……というか左右田君は一体何処からそんな知識を?」

左右田「花村」

狛枝「あー……」

左右田「お前はどう思うよ、この情報」

狛枝「うーん……統計を取った訳でもなさそうだし、気が強いか弱いかなんて関係なさそうだけどなぁ……」

左右田「だと思うよな。俺も最初はそう思っていた」

狛枝「……というと?」

左右田「狛枝、お前は気の強い奴と言えば誰を思い浮かべる?」

狛枝「んー……西園寺さん?」

左右田「不正解。スーパー左右田君人形はボッシュートです」

狛枝「えっ、今の問題だったの!? 質問じゃなかったの!?」

左右田「西園寺は我が強いタイプであって、気が強いタイプじゃない」

狛枝「僕の問い掛けはスルーなんだね……」

左右田「気が強い奴というのは、勝ち気、肝が据わっている、土壇場で頼りになる奴のことだ」

狛枝「ほうほう」

左右田「で、今の定義を聞いて誰を思い浮かべる?」

狛枝「んー……」

左右田「そう、弐大と九頭龍だな」

狛枝「いや、まだ僕喋ってないんだけど」

左右田「そして彼等の存在に思い至った俺は、花村に教えられた俗説の信憑性が濃いことに気付いた」

狛枝「はいスルー……え、えっ? 何で?」

左右田「彼奴等、腹よく下してるだろ」

狛枝「!?」

左右田「な?」

狛枝「そ、そういえば……!」

左右田「な?」

狛枝「うん。つまり気が強い人のアナルは……」

左右田「弱いんだ」

狛枝「す、凄いよ左右田君! 凄い発見だよ!」

左右田「ああ、凄まじくどうでも良い発見だよな」

狛枝「褒めたのに何でいきなり自虐的になったの!?」

左右田「いや、九頭龍に言ったらそう言われて」

狛枝「本人に言ったの!?」

左右田「ああ、ついでに指切断されそうになったわ」

狛枝「だろうね!」

左右田「弐大は笑って『そうかも知れんのう』って言ってくれたんだけどなぁ」

狛枝「弐大君にも言ったの!? その行動力を他に使えないのかな!?」

左右田「でさぁ、田中にアナルが弱いか聞いてみたいんだけど」

狛枝「ごめんちょっと待って、僕の脳味噌が左右田君の思考に追い付いてない」

左右田「彼奴って気が強いタイプだろ? だからアナル弱いのかなって」

狛枝「待って、僕を置いて行かないで」

左右田「置いて行かねえよ、一緒に聞きに行くんだから」

狛枝「そういう意味じゃな……ごめん置いて行ってくれないかな、うん」

左右田「遠慮すんなよ」がしっ

狛枝「やめて! 僕まで巻き込まないで!」ひきずられ

左右田「この不運が次の幸運を呼ぶかも知れないだろ」ひきずりずり

狛枝「いや、この不運は幸運呼ばない! 呼ばないから!」ずるずる

左右田「旅は道連れ」ずりずり

狛枝「いーやーっ!」




 案の定、田中に怒られました。



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