駄ん文これくしょん8
2015/07/09 06:00

【ホウレンソウ】


扶桑「空はあんなに青いのに、提督のお腹は真っ黒ね」

提督「はははこやつめ」

こんこん

提督「誰かな? どうぞどうぞ」

がちゃっ

赤城「失礼します。あの、提督……資源置き場が空っぽなんですが……」

提督「あっ、ごめんごめん。あの部屋凄く汚かったから掃除したんだよね。資源なら二階の倉庫に移したよ」

赤城「……掃除してくださったのですか、私達が遣るべきことなのにすみません。ですが、ちゃんと報告して頂かないと困ります。無用な混乱を招きますので」

提督「えーっ」

赤城「……提督。ホウレンソウは大事ですよ?」

提督「? 確かに大事だよな、ホウレンソウ……」

赤城「そうですよ。ですから、これからはちゃんとホウレンソウを守ってくださいね」

提督「? 何で私が?」

赤城「はい?」

提督「ホウレンソウは艦娘が守るべきだろ」

赤城「何を言っているのですか。提督にも守って頂かないと困ります」

提督「……そうか、頑張るわ」

赤城「宜しくお願いしますね」




――次の日――




扶桑「そーれっ」ぶーんっ

提督「よーし提督頑張っちゃうぞーっ」ちゃきっ

赤城「提督!? 20.3p連装砲二つも持って何やってるんですか! それに扶桑さんも! そんなに瑞雲飛ばしまくって!」

提督「20.3p連装砲だけじゃない、零式水上偵察機と32号対水上電探も持ってるぞ」ぶーんっ

赤城「いや、だから何を!」

提督「見たら判るだろう、ホウレンソウの遵守だ」がちゃこっ

赤城「な、何を言ってるんですか提督……? ホウレンソウの意味、判ってますか……?」

提督「判ってるよ、ホウレンソウは――」

扶桑「制空権確保したわよ、弾着観測射撃用意!」ちゃきっ

提督「砲撃!」どかーんっ

提督「連撃!」どかーんっ

提督「装填!」がちゃこっ

提督「だろ?」どやぁっ

赤城「違うわ馬鹿」



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