駄ン文ロンパ106
2015/07/03 06:00
【図らずも 互いの気持ちを 解り哀 そして戻れぬ あの間柄】
ソニア「いつまでも左右田さんに苦手意識を抱いていては、この先仲良くなることなど到底無理です」
ソニア「苦手意識を無くす為には、左右田さんのことを理解する必要があります!」
ソニア「という訳で左右田さん、私を罵りなさい!」ばばーんっ
左右田「何が『という訳』なのか判らないですソニアさん……」
ソニア「左右田さんは罵られるのがお好きですよね? つまり私が左右田さんを理解するには、左右田さんに罵られるのが一番の近道なのです!」
左右田「ソニアさんだから好きなのであって、罵られること自体が好きな訳じゃ……というかその超理論は何なんですかソニアさぁん……」
ソニア「さあ! 私を罵りなさい左右田和一!」
左右田「俺の話を聞いてくださいよ……」
ソニア「良いから罵るのです! オトートノカタキヲトルノデス!」
左右田(うぅっ、会話にならない……仕方ねぇ、本当はすっげぇ嫌だけどソニアさんが望むのなら……!)
左右田「……黙れよ雌豚」
ソニア「 」
左右田「……」
ソニア「……」
左右田「……ごめんなs」
ソニア「左右田さん」
左右田「は、はいっ! 申し訳ごz」
ソニア「もう一回お願いします」
左右田「……えっ?」
ソニア「もう一回お願いします。出来れば先程とは違う罵倒で」
左右田「……えっ、と……」
ソニア「お願いします」
左右田「……這い蹲ってろよ虫螻」
ソニア「 」
左右田「……」
ソニア「……」
左右田「……あの……」
ソニア「左右田さん」
左右田「は、はい」
ソニア「……です」
左右田「……へ? 何がですかソニアs」
ソニア「最っ高です……!」ぞくぞくっ
左右田「 」
ソニア「左右田さん、よく判りました……罵られることは素晴らしいです……未知の初体験でアンベリーバボーです……!」ぞくぞくぞくぅっ
左右田「 」
ソニア「左右田さんっ、もっと罵ってください……! 出来れば道端に落ちている犬の糞を見るような目で!」はぁはぁ
左右田「 」
ソニア「さぁ! 罵ってくださぁいっ!」はぁはぁ
左右田(……よく判りました、ソニアさん……貴女が俺に苦手意識を抱いていた理由が……痛いくらいに……)
ソニア「遠慮しなくても良いのですよ!」はぁはぁ
左右田(あぁ……これは……これは確かに……)
左右田「気持ち悪いな……」
ソニア「ご、ゴミを見るような目ぇっ! ありがとうございます!」ぞくぞくぞくぅっ
左右田「もうやだぁ……」
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