駄ン文ロンパ101
2015/06/24 06:00
【日向「俺以外皆病んでる件について」】
日向「……」
罪木「日向さぁん……」
日向「どうした?」
罪木「えへ、これ……私が作ったクッキーですぅ……もし良ければ食べてくださぁい……」
日向「ありがとう」
罪木「では……」すたすた
日向「……」
日向「……」ぱきっ
日向「髪の毛が入ってる」
日向「……」すたすた
西園寺「あははははははは」ぷちっぷちっ
日向「……」
西園寺「あっ、日向おにぃ。ねぇねぇ、蟻さん潰し面白いよ。一緒にやろー?」
日向「悪いな、ちょっと用事があるんだ」
西園寺「……そっか……」
西園寺「……」ぷちっぷちっ
西園寺「あははははははははははははははは」ぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっ
日向「……」
ソニア「日向さん、私に殺されてくれませんか?」
日向「いきなりどうした」
ソニア「やはり殺人鬼の気持ちを知るためには殺人鬼になるしかないと思ったのです。だから日向さん、私に殺されてくれませんか?」
日向「悪いが、それは無理だ」
ソニア「……そう、ですか……残念です……」
ソニア「なら田中さんに相談します、きっと彼なら私の想いを叶えてくれます。きっと、いえ絶対に……」
ソニア「うふふ、さようなら日向さん」すたすた
日向「……」
左右田「……」
日向「……」
左右田「……」
日向「左右田」
左右田「……」
日向「左右田」
左右田「……」
日向「おい、左右田」
左右田「……日向……」
日向「大丈夫か?」
左右田「俺は大丈夫、いつだって大丈夫だ。だって俺はこんなにも軽薄で派手で臆病で矮小で醜悪で愚鈍な存在なのだから」
日向「左右田」
左右田「だから俺は裏切られて捨てられるのだろう。俺は馬鹿だから、最善の選択を選べない。きっとお前も俺を捨てるのだろう」
日向「そんなことないぞ」
左右田「……」
日向「左右田、俺達ソウルフレンドなんだろ?」
左右田「……」
左右田「そうだよな、俺達ソウルフレンドだもんな! へへっ……!」
左右田「裏切ればバラす」
日向「裏切らないよ」
左右田「そうか」
日向「あぁ」
澪田「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
澪田「私は独り、独り、独り。誰にも解って貰えない」
澪田「方向性の違い? 性格の不一致? そして私は独りぼっち」
澪田「きっと誰かが解ってくれる、なんてことも無かった。期待するだけ無駄だった」
澪田「さようなら世界、さようなら未来。私は今日、卒業します。天井から垂れる蜘蛛の糸は、救いを齎すにはあまりにも醜い」
澪田「だけど私にはお似合いだ、麻で出来た救いの糸。さぁ首に蜘蛛の糸を巻き付けて、私を引っ張り上げて」
澪田「……どうっすか創ちゃん! 唯吹の新曲っす!」
日向「良いんじゃないかな? 俺にはちょっと難しいけど」
澪田「良いんすか? 良いんすか?」
澪田「唯吹の作った歌、良いんすか?」
日向「あぁ、良いと思うぞ」
澪田「本当はそんなこと思ってない癖に」
日向「いや、思ってるぞ」
澪田「本当に? 本当に?」
日向「あぁ」
澪田「……」
日向「……」
澪田「……創ちゃん! 大好きっすよ!」
日向「俺も澪田のこと好きだよ」
澪田「うっひゃーっ! 相思相愛っすねーっ!」
日向「……」
ウサミ「らーぶらーぶでちゅよ、らーぶらーぶ」
日向「……」
モノクマ「らーぶらーぶ」
日向「……」
ウサミ「皆さんはもうこの島から一生出られないんでちゅ」
日向「……」
モノクマ「らーぶらーぶ」
日向「……」
七海「永遠に続く楽園のゲームなんて楽しそう」
日向「……」
七海「日向君」
日向「……」
七海「毎日楽しいね」
日向「……」
七海「私は毎日楽しいよ。皆と離れずに済んで、皆と一緒に遊べるから」
日向「そうか」
七海「うん。日向君は楽しい?」
日向「……」
七海「……」
日向「……」
七海「終わらせないからね」
日向「そうか」
七海「うん。ずっと、ずっと皆でらーぶらーぶだよ」
ウサミ「らーぶらーぶ」
モノクマ「らーぶらーぶ」
日向「……」
日向「……」
日向「俺以外皆病んでる……」
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