例のゲーム
2012/11/22 17:48

トキ「●ッキーゲームを知っているか?」

アミバ「知らん」

トキ「二人でやるゲームなんだがな、この菓子を両端から食べていき、折るか離すかした方の負けなんだ」

 トキ、例の菓子箱から例の棒状菓子を取り出し、アミバに突き出す。

トキ「や ら な い か ?」

アミバ「やらん」

トキ「そうか、ならば不戦勝ということd」

アミバ「やる」

トキ「ktkr」

アミバ「は?」

トキ「何でもない。さあ、やろうか」

 二人、互いに向かい合い、棒状菓子を銜える。

トキ「ゆくぞっ」

 トキ、勢い良く棒状菓子を食べる。

アミバ「えっ」

 アミバ、思わず顔を背け、棒状菓子が折れる。

トキ「な ぜ 逃 げ た し」

アミバ「気持ち悪かった」

トキ「解せぬ。しかしこれで私の勝ちd」

アミバ「もう一回やる」

トキ「ktkr」

アミバ「は?」

トキ「何でもない。さあ、やろうか」

 再び向かい合い、棒状菓子を銜える二人。
 今回は両者共、全く動かない。

アミバ「食わんのか」

トキ「さっき食べたからな。そっちこそ食べないのか? このままだとお前は負けt」

アミバ「やってやる」

 アミバ、挑発に乗せられて食べ始めるも、零距離一歩手前で失速。

トキ「どうした?」

アミバ「いや、このままいくとえげつないことに」

トキ「なら負けを認めるのか?」

アミバ「認めん」

トキ「ならどうしたら良いか、賢いお前なら解っているだろう?」

アミバ「……」

 アミバ、トキの頭を両端から両手でがっちり固定。

トキ「えっ、ちょっ」

 そのままトキの首を捻り、棒状菓子を折る。

トキ「 」

アミバ「勝ったぞ」

トキ「 」

アミバ「おい」

トキ「 」

アミバ「ん? 間違えたかな?」

追記

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