「ナマエ、イベントやるらしいぞ。……ナマエ?」
「………」
「ナマエ?どうした?聞いてるか?」
「……、い、いまかよ………今かよ!!」
「うおっ」
「なんでいまなんだよぉぉぉううう万理さんのばか!!!!きちく!!!」
「どうしたんだ、ナマエ……?ずっとピタゴラトリオのスコアタに備えてるって言ってただろ?何で泣くんだ?」
「だ゛っ゛て゛こ゛の゛タ゛イ゛ミ゛ン゛グ゛な゛ん゛て゛!゛!゛!゛!゛!゛」
「ナマエ落ち着け、すげえ声になってる」
「ごほん……。だって、だってえぇぇ……。ピタゴラこの前すごい喧嘩したじゃないですかああああ三人中二人が家出してるじゃないですかああああ!!!でもUR絵仲良し尊い……じゃなかったこのタイミングなんてぜっっったいおかしいです!!」
「ナマエ、大丈夫だ。あれはドキュメントだ。結構前に収録されたやつだし、もうあいつらも仲直りしてるだろ?」
「う゛うっ……だとしても!ユーザー的にはまだ何も解決してません……!」
「あれだ、メインストーリーとこれは別物として考えればいいんじゃないか?デザートは別腹とかよく言うだろ、女って」
「それとこれとは話がまた違うような……」
「そうか?」


「え゛っ」
「どうした?ナマエ」
「な、なつしてない……」
「どういうことだ?」
「アイテム集めてたんですけど、NATSU☆しようぜが……ぜ、ぜんぜん落ちない……どうして……」
「他の曲と変わらない数落ちてるじゃねえか。全然落ちてないなんてことはないだろ」
「フラウェイベまではもう50個くらいは落ちてたんです……分かりやすい稼ぎ場だったんです……運営ひどい……」
「まじか。そこで稼いでたからナマエのアイテム数やばいことになってたのか」
「アイテム集めのモチベが……なつしよ潰されたら一体何で保てば……」
「まあ、曲はいっぱいあるだろ?それこそピタゴラス☆ファイターとか」
「いまピタゴラ鬼周回したくないです」
「だよな」


「ぐわあああああピタゴラURッ!!どちゃかわ!!!神!!!運営ありがとう!!!」
「嬉しそうだな、ナマエ」
「も〜〜〜めっちゃかわいいですUR……みんな遊園地楽しそうかわいい……かわいいしか言えないです……語彙……」
「確かにこいつら、いい顔してるよな。二階堂のやつもいい年して楽しそうにメリーゴーランド乗ってるし」
「んんんそれです……二階堂さん普段ダルそうな顔ばっかしてるのにめちゃ楽しそうで……見てください三月くんの後ろで笑ってるこの二階堂さん……かっわいい……かわいすぎる……ハァンここがワンダーランド…」
「……二階堂が好きなのか?」
「へっ」
「あ、いや……悪い、忘れてくれ」
「あ、あのですね、楽さん、私二階堂さんのことは何とも……」
「……本当か?」
「あの、二階堂さんには確かに萌えは感じましたけど、あと人としては好きな方ですけど、その……」
「その?」
「楽さんにはちゅーしたいと思いますけど!!二階堂さんには思いませんから!!!?あっ待って違う違いますなんかおかしなこと言いました!」
「………」
「リテイク!リテイクお願いします!」
「リテイク却下」
「ええ!?」
「その、あれだ、俺の心が狭かった。ちょっと待ってくれ」
「あ、あの、変なこと言っちゃってすみません……顔背けないでください……」
「いや、怒ってない。あれだ、むしろ喜んでるからもう少し待っててくれると助かる」
「???」
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