「っしゃーーーーー!!!」
「!? なんだ?突然」
「おだぷり実装!!!!キタ!!!!!運営神!!」
「運営…神……? つーかおだぷり?って何だ?」
「何を言うんですか楽さん!!説明しましょう!おだぷりとはオーダープリーズの略です!!」
「あー。カフェのやつな。この前撮ったビジュアルか」
「そうです!いやーーまさかおだぷりが実装されるとは…諦めてた分反動が……」
「で、おだぷり実装?が何でそんなに嬉しいんだ?」
「!!?!?な、なにを……」
「いや、他のやつの時はそこまで喜んでなかっただろ。今回だけすげえ嬉しそうなのはなんでなんだ?」
「それはですね…」
「それは?」
「神作画だからです…………!!!!」
「………」
「………?」
「……、神作画って何だ?」
「!!? 神作画という単語をご存知でない!?」
「六弥がなんか似たようなことを言ってたような気はするんだが、いまいち意味がわかんねえんだよな」
「Oh……」
「今六弥が乗り移ってなかったか?大丈夫か?」
「それは大丈夫です。で、神作画っていうのはですね……」
「おう」
「神作画というのは、作画が良いことです!」
「悪い、全然わかんねえ」
「ワァォ」
「作画が良いってのはどういうことなんだ?良いと良いのか?」
「もちろんです!!!作画が良いことに越したことはありません!!!」
「お、おう……そうなのか……」
「すみません、取り乱しました。作画っていうのは、現実でいう写真映りと似たようなものです。良いと一枚絵のクオリティも高いものになりますし、悪いとその逆になります」
「六弥がよく言ってる、ここなの作画が良いとか悪いとかってのもそういう意味なのか?」
「はい。寄りだと顔のバランスが綺麗に取れてるか、引きだと複雑骨折してないか、的な観点で判断します」
「……ここなって、複雑骨折しても戦ってんのか?そんなハードな話だったか?」
「……はい?」
「いや、複雑骨折って言うからよ……」
「あー……複雑骨折っていうのは暗喩です……」
「暗喩?」
「はい。手や足がありえない方向に曲がってるのをそう表現することがあるんです」
「じゃあここなは複雑骨折してないんだな?」
「えっと、まあそういうことです」
「良かったな六弥……」
「(良い人かな?)それでまあ、おだぷりは作画が良いので、実装が嬉しいなーっていう話なんです」
「へえ。俺らのゲームやってくれてる奴は、みんなナマエみたいに作画に一喜一憂してんだな」
「はい。書き起こす人によって手癖が出るものなので、好みの衣装絵が好みの作画だととっても嬉しいんですよ」
「なるほどな。今回の俺はナマエの好みに合ったってことなんだな」
「はい!とってもかっこいいです!絶対欲しいです!」
「かっこいいってナマエに言われると嬉しいよ。けど」
「はい?」
「ナマエの目の前にいるのは俺なのに、ちょっと複雑だよな」
「が、楽さん……!!!楽さんご本人もとってもかっこいいです!今すぐハグしましょう!!今から飛び込みます!!!セイ!」
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