「俺、もうどうしたらいいか分からねぇ」
『燐…』
「なんで、なんで俺はサタンの息子なんだよっ…!」
『……』
「こんな体の所為で、皆に忌み嫌われて、俺から離れていって、」
『……』
「俺はッ!普通に友達が欲しいだけなのに…なんで、なんでなんだよっ!」
『…燐、落ち着いて』
「うるせえっ!」
『私、私はね、燐がサタンの息子で良かったと思うよ』
「はぁ…!?」
『だって燐のその力が無かったら、あの時私は死んでいたかもしれない』
「……」
『それに燐がサタンの息子じゃなかったら、祓魔師になろうとか思わなかった訳でしょ?』
「それは…」
『そしたらこうして燐と出会えなかったかもしれないし、燐を好きになれなかったかもしれない』
「名前…」
『私はどんなになっても燐を恐れたりしない。ずっと一緒にいる』
「…うん」
『だって私は燐が好きだから、好きになっちゃったから、もう燐から離れられないんだよ』
「…名前、ありがとう」
『なにが?』
「こんな俺を、好きになってくれてありがとう」
『私こそ、好きにならせてくれてありがとう』
「俺、好きになったのが名前で良かった」
『あれ、燐泣いてるの?』
「なっ、泣いてねぇよ!!」
『嘘ばっかり!燐、かーわいっ!』
「うるせえっ!」
『あははっ』
「…ははっ!」


泣きたくなったらいつでもおいで
私が笑顔にしてあげるから

燐の笑顔は私が守るから、ね?




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燐ちゃんか?コレ…
強い燐ちゃんだけど、時折弱さを見せる燐ちゃんに萌えます
そしてタイトルはあの歌詞から抜粋しました←

りく


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