後ろから田島に囁かれる。いつもよりも数倍甘ったるい声で、優しくて力強い腕の中で。

「…本当はさ、いつでもこれぐらいの近さに名前を感じていたいんだ」
『っ、』
「一分一秒も、名前を離したくない」
『ちょっ…』
「それくらい名前が好き」
『たじ、ま』
「ゲンミツに、好きだ」

そして壊れるほどに、強く、キツく、キミを抱き締めた。




------
糖度高めにしたかったが…無念

りく

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -