『ふみきぃ〜』
「わっ、どうしたの?」
『また野球部にいじめられたぁ〜』
「あーよしよし」
『…へへっ、やっぱり文貴は落ち着くなっ』
「そんな無防備に抱き着いちゃって…」
『んー?』
「俺がいじめないなんて保証、ないんだからね?」
『えっ?』
「がおー」
『きゃあ!』
「俺だって、時には狼さんになっちゃったりして」
『ふぇ?』
「可愛い羊さんをいじめちゃうよ?」
『…文貴は、』
「んっ?」
『そんなことしないって、信じてるから』
「っ!」
『文貴は私の味方、だよね?』
「うぅ〜…それは反則だよぉ…」
『へっ?文貴?』

(そんな顔されたら、何もできなくなっちゃうじゃん)


みんな君が好きだから、だから君をいじめちゃうんだよ?
でも、その事には気付かないで、これからも俺だけを頼ってね。

俺だけを、信じて。




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水谷にがおーって言わせたかっただけです

りく

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