今日は俺の誕生日。…のはずやのに、誰も何も言ってこない。もしかして誕生日間違ってる?それとも忘れられてる?どっちにしても憂鬱な気分には変わりないわ…とか思いながら部室のドアを開けた。ら。

パァーン!!

「わっ!?」
「「「謙也、誕生日おめでとう!」」」
「みんな…覚えとったん?」
『当たり前じゃん!謙也の誕生日を忘れる訳がないでしょ?』
「驚かそう思うて、クラスとか他の皆にも協力してもろたんやで」
「第一、謙也さんみたいにうっさい人の誕生日なんて忘れたくても忘れられへんわ」
「ううっ、みんなぁ〜…」
『なっ、謙也泣いてるの!?』
「俺、みんなに、忘れられてるって、思っ…」
『大好きな謙也の誕生日を私が忘れると思う?』
「ぐすっ、名前〜っ!」
『ほら、今日は私の胸を貸してあげるから』
「俺、名前がっ、好きやでぇ〜っ!」
『よしよし、私も謙也が好きだよ』

(こいつら、此処が部室やって完璧に忘れてるやろ)
(全く、うっとうしいっすわ)




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因みに喋ってたのは白石と財前
謙也はぴば!

りく

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