『沖くん、今日も部活?』
「うん、そうだよ」
『毎日毎日大変だねぇ』
「でも、勝つためだから」
『そっか。沖くんはさ、野球好き?』
「うん、好きだよ」
『じゃあ私のことは?』
「え…えぇ!?」
『ははっ、冗談だよ』
「も、もう…」
『なら自分の苗字と名前、どっちが好き?』
「うーん…どっちもどっち、かな」
『ふーん。一利くん、だっけ』
「う、うん」
『いい名前だね、一利くんって』
「そう、かな?」
『あっ、先生来たからまた後でね』
「うん、また…」

(君に名前を呼ばれて、どきっとした)




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沖は家族とかにしか名前で呼ばれなさそうなイメージがあります

りく

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