『栄口ってさ、ほんと癒しだよね』
「そう?」
『その笑顔とかさ、見てて癒される』
「でも、名前の笑顔の方がもっと癒されるし、可愛いよ?」
『っ！…栄口は急に大胆なこと言うね』
「そうかな?」
『…無自覚?』
「そうでもないかもよ?」
『えっ…』
「だからその笑顔、あんまり他の人に見せないで、ね?」
『ちょっ、分かったから!早く離れてっ…!』
「ははっ、やっぱり名前可愛い」
『もう、その笑顔には癒されないよ…』
「じゃあ何なの?」
『うーん…』
（ドキドキする、かな）
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若干ブラックな栄口
りく