端さんから(柔金文)

2011/12/07 01:30


あいす


「金造ー、アイス買うてきてや」

俺は玄関で靴を履いている金造に声をかけた。ポケットに財布と携帯しかないからおそらく近所にあるコンビニでも行くのだろう、と予測をたてたのだった。

「おん!柔兄待っててなー」

そういって走っていた金造は、さながら犬のようだった。(褒め言葉)


――――――

アイス、アイスねぇ…、柔兄は今日宴会があるからあっちのアイスか?それともこっちのアイスか…。

「どっちやろか…」

とりあえず太陽の光は強く、早くコンビニの中へ行き悩むことにした。

「俺は、ゴリゴリと、チョコレート…柔兄は…アイスいうたらこっちか…」

じゃらと沢山入っているアイスをかごの中へ突っ込んだ。買い物くらい俺にも出来るんやで、と自信満々に言ってやるつもりだった。

「……あつ」

コンビニから出て、自らが購入したゴリゴリを口の中へと入れる。冷たい。幸せだ。

「ただひまー」

口の中に木の棒を加え(ゴリゴリは跡形もなく消えていった)柔兄の元へ向かう。褒めてくれるだろうか。


―――――――


どたどたと足音が聞こえ金造が帰ってきたと知らされた。寝転がっていたのをむくりと起き上がり、金造を待つ。アイス買ってきてくれたんだろうか。

「柔兄!頼まれてたアイスや!」

そういって渡されたのはアイスはアイスでも―――…氷だった。

「アイスはアイスやな。うん。せやかてなんでこっち」
「よう水割りしてたからこっちかなあて」

否定はしない。よく親達と一緒に酒は飲んでいたし、水割りもしていた。しかし今はどうだ。酒もないし、ただ寝転がっていただけだ。

「否定はせんよ。せやかてアイスいうたらアイスやろ」
「アイスってこれ書いてあるやん」

確かに書いてある。しかし注文していたアイスとは違う。

「アイスはアイスでもこれは、氷やろ」
「………あ」

今頃自分の間違いに気付いたようだ。あほだ。せやかて、このあほな奴をかいらしと思う自分もあほなんじゃないかと思う。

「柔兄すまん!」
「ええよ、で許すと思うんかいな?」

とりあえず期待していた分痛め付けるとしようか。

「金造、これ着てみいや」
「な、なんで持って、え」

そう渡したものを見て顔面蒼白になり結局やけになって着ている金造を写真にとり、弟の廉造に送ったのは勿論言うまでもないだろう。



111207



端さんがろくたの誕生日に
書いてくれました・・・っ!!

ああああああああああああ!!!!!!!!!!
アホの子愛しい!!!可愛いよ、金造!!!!!!

アホに起こる柔兄も、
これ絶対Sいですよね!!!!

なんという
 俺 得 。


最後はセーラーを着せちゃって
いいんですよね?!
着せろってことですよね??!ハァハァハァ

さすが、端ちん
分かっていらっしゃる…


すごくお腹いっぱいです///(*´Д`*)
本当にありがとうございました



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