シー ユー アゲイン!



親愛なる父さん


ハロー、ダッド!

今船にいるよ。
相変わらず凄い揺れで、流石の俺も死にそうだよ。
HAHAHA!
モンスターなのにね!


ダッド、ジャポンは本当に楽しかった。
ジャポンのファミリーが本当に好きになったよ!


だから俺、ちょっとタブーをやらかしちゃった。
ヌラリハンに彼の死に様を教えちゃったんだ。


でもね、言葉が違うと理解して貰えなかったから良かったよ!
俺が消えちゃうところだった。
HAHAHAHA!
一か八かで覚悟して言ってみたんだけど、予想通りだったよ!
何かお礼がしたくて、でも結局お礼にならなかったなぁ…。
俺に出来ることって死ぬ時がわかることぐらいじゃん?


彼が死ぬのはずっとずっと後だけど、でも時間がたつのは早いからね。


あの国の言葉を覚えて、また行かなきゃ。

助けたいわけじゃないよ?
だって俺たち、死神だもんね。


ヌラリハンが大好きになったから、彼の魂は俺がいただくんだ。


そしたらずっと一緒だもんね!
ヌラリハンに貰ったカタナと一緒にボックスに入れて、毎日話しかけたいなぁ!
いっぱい話したいよ!
まだまだ彼のこと全然知らないからね。


あ、ごめんよダッド。
文字を書いてると吐きそうになってきた。
船って本当に嫌いだよ!


それじゃあ短いけど、今回はここまで。

ちゃんと迎えに来てよ?

帰ったら魂の取り方や魂を綺麗なまま維持する方法とか、いっぱい教えて欲しいな!


愛してるよ。


あなたの息子より

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