イルミ連載(娼婦タカラバコ | ナノ

 幸せと ※end

2人で挙げようとしていた挙式が
ゾルディック家に知られてしまい
それはそれは盛大なものとなった

嫌われていたと思っていたが
そなこともなかったらしい

ゾルディック家の結婚式らしく、
黒のウェディングドレス
イルミは白を着せたかったらしいが
ウェディングフォトの時に撮ったので
どうにか機嫌はおさまった

色以外は全てイルミと決めた
ドレスの形、レースの付け方まで
2人で何かを決めるとことが
こんなにも楽しいとは思わなかった

私はとても幸福だ
娼婦として役立っていた能力は消え
今は一人の女としてイルミの隣に立っていられる


永遠の愛の誓いを交わしキスをする

それはとても甘くて幸せの味がした



end


◇◇◇◇◇◇◇


「団長は、その子の結婚式行かなくてよかったの?」

シズクが床に寝そべりながらおかしなことを聞いてくる

「どこで聞いたか知らないが
そんな女知らない。」

「もー!皆知ってるよ!
熱を入れてた娼婦の子!!
団長なら奪いに行くものかと思ってたのに。」

つまんないとでも言いたげなシズクを諌め

「ゾルディック家の女をとるほど
飢えてはいない。」

そう言い残し、自室に戻った


ミーヤは気を失っていた間イルミがした事を
何も知らずにあの男の手に落ちた

能力で本を出し、ページをめくる

ミーヤの能力

相手の精気を糧に生きていける

こんなものオレが使うことは永遠にないな。

本に手を合わせ能力を使うのをこの目に見る

全てイルミがミーヤを操り行った

その記憶を知らない方が幸せなのかもしれない

パタンと本を閉じ消した



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