イルミ連載(娼婦タカラバコ | ナノ

 上書き

店からの連絡はイルミに入ることになり
店の携帯は取り上げられた
プライベートの携帯はもっていないので
外の世界と連絡をとる手段は
その携帯しかない

「2日も私を借り切ってどうするの?」

「そんなの決まってるでしょ。
ミーヤといっぱいセックスする。」

「・・・イルミは底無しすぎてしんどい。」

私の言葉を無視してポンと胸の前で手を叩く

「嘘もついたお仕置きもしなきゃね。」

本当に話が噛み合わない
ヒソカはどうやって会話をしているのだろうか

「他に嘘はない?
嘘ついてたのがオレにわかったら
お仕置きがすごいことになるけど。」

決して冗談じゃない物言いに
ごくりのと唾を飲み込んだ

嘘はついていないが
どうせ私の経歴もすべて調べてるのだろう

「あ、怖がらなくていいよ。
拷問なんかしないし。
お仕置きって行っても気持ちよくなるだけ。」

「ごうもん?」

「うん。
指の爪はいだり、切り落としたり。
ミーヤにはそんなことしないから安心して。」

「今のは聞かなかったことにする。
隠してることはないけど
どうせ私の過去も調べてんでしょ?」

「そうだね。
ハンターの資格って人を調べるのも便利だね。
仕事のために取得したけど
ミーヤのこと知れたし取得してよかった。」

ハンターの試験は余程の実力がない限り
取れないものだと聞いている

「イルミって強いんだ。」

「まあね。
ミーヤのことも守ってあげれるよ。」

「私は命なんか狙われてないもの。」

何から守るのか、と笑ってしまった

「狙われてるのは命だけじゃないしね。
ミーヤを自分だけのモノにしたいって思う人間は
いっぱいいる思うよ。」

「いないよ。」

「できないしね。
オレのモノになるから。」

「意味わかんない。」

強制的に座らされていた膝から
降りようとするが抱きしめられた体は
びくともしない

「イルミって変わってるって言われるでしょ。」

「さぁ。」

「・・・まあ、いいや。
とりあず離して。」

「だめ。
このままするし。」

くるりと反転した景色
直ぐにソファに押し倒されていた

「え、ちょっと!」

「男の性器ってなんでこの形してるかわかる?
ほかの男の精子を掻き出すため。」

「ねえ、シャワーしたい。」

「先に1回したらね。」

「1回じゃ終わらないくせに。」

「それはミーヤの頑張り次第だよ。」

体を抑えられたまま
手早く脱がされてすぐに裸にされてしまった
仕事着は脱ぎやすい服を着ているから
それが仇となっていた

「・・・がんばります。」

抵抗を諦めて呟いた




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