30変化 [ 31/43 ]

意識を失ったニノの中で吐き出し
やっとおさまった昂り

恐怖と悦びで震えるニノは最高だった

「そうだ」

ニノの下に轢いていたシーツをとる
初めての証拠がシーツには赤く残っている

これもコレクションに加える大事な品だ

小さな少女が今では
すっかり自分の色に染められた女になった

◇◇◇◇◇

「ん・・・」

身体が重たい
夜にイルミ様としたことを思い出し飛び起きた

ベトベトだった体は服を着ていて
綺麗になっていた

「夢・・・?」

下腹部にまだ何か挟まっている気がして
夢じゃなかった事がものがたっている

扉が開く音がした
目を向けるとイルミ様が入ってくる

「起きたんだ。
身体、大丈夫?」

「うん・・・」

急に恥ずかしくなってしまい
顔が火照る

「照れてるの?
ニノ可愛かった。」

チュっと音を立てて額にキスが落ちる

「ニノ、これからいっぱい練習していこうね。」

「練習・・・?」

「そ、もっと気持ちよくなる練習。」

「でもね。
私、初めてなのに驚くほど気持ちよかったの。
初めての経験なのにずっとしてきたかのように
違和感なかったし・・・。
私って変なのかな・・・。」

「・・・ニノは変じゃないよ。
気持ちよくなる才能があるだけ。
そういう風に育てたのはオレ。
ニノは怖がらなくていいよ。」

優しく頭を撫でられて
自分の体を心配していたが
ホッとした


◇◇◇◇◇

イルミ様に抱かれるようになってから
身体が変わっていくのがわかる

体も丸みを帯びてきた
前よりも胸も大きなり
肌も綺麗になった気がする

何より快感に貪欲になっていっている


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