24帰宅 [ 25/43 ]

外に出るのはイルミ様の用事に着いていくくらい

ほとんどは部屋の中で過ごす

もう2年が過ぎ、12歳になった

たまに来てくれるようになった
ミルキのゲームを見たり
たまには一緒にゲームをしたりする

学校は行かなくなったが
勉強は家庭教師をつけてくれているので問題はない

今日もミルキきて
お菓子パーティーをしながら
ゲームをしていると

勢いよく部屋の扉がひらいた

「ニノ!!!」

久しぶりに見た銀髪の少年はキルアだった

「キルア・・・?!」

駆け寄って来ようとしたが
ミルキを見て立ち止まった

「うわ、ブタくんがなんでいるんだよ?!」

「ふん、ニノと遊んでやってたんだよ。」

はぁ?と声を上げ疑うような表情をしているので
にっこりと微笑みミルキの肩に手を置く

「そうなの。
ゲームを教えてもらったりしてるよ。」

「えー、まじか。
よくイル兄が許したな。」

「ふん!お前との信用度が違うんだよ!」

これ以上は喧嘩になると思い間に割って入る

「キルア、おかえりなさい!」

駆け寄り抱きつくと抜かされてはいないが
少しキルアは背が伸びていた

「ニノ、なんか変わった?」

「え?そうかな。
髪の毛が伸びたくらいだよ。
あ、あと胸も大きくなってきた。」

体に丸みがでてきたが
女性として成長している証だと
ツボネが教えてくれた

「それだ!すっげぇふわっふわっで
柔けぇな!」

胸を服の上から鷲掴みにして
揉みしだくキルアは
面白いおもちゃを見つけたような顔をしていた

「ちょっと、キルア!力強い!」

「うわ!キルア!やめとけ!!」

「えー、減るもんじゃないしいいだろ?」

「キルア、人のものに触らないでくれる?」

ミルキはヒッと小さく悲鳴を上げたかと思うと
目の前にいたキルアが浮き上がる

その後ろにはイルミ様が立っていて
持ち上げていた

「ねぇ、ニノの体に触れないでくれる?
触れたいならその辺の女用意してあげるけど。」

「降ろせ!
別に女の身体に興味ねぇよ!」

「それってニノだから興味あるってこと?」

「別にそんなんじゃねぇよ!」

「キルア、天空闘技場の成果見せて。」

「今かよ!?
帰ってきたばっかだから
休ませろよ!」

「ニノ、あとでね。」

キルアを持ち上げたまま
部屋を出ていってしまった

「あーあ。馬鹿な奴。」

ミルキが心底呆れたような声を出した

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