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「島についたぞ。起きろ」

乱暴に揺さぶられる
起こされてるとは思うものの
体が動かない

「ん・・・」

「起きねェなら今日はなしだ。
行きてェならまた
お願いすることになるけどなァ?」

「や、行くっ」

重たい身体を頑張って起こす
身体のあちこちに
赤い痕がちりばめられ
服では隠れない場所も
おかまいなしにつけられていた

起き上がれば
投げられたのは
唯一のあたしの服。

のそのそと起き上がり服を着る

「キッド、あたしの靴は?」

「俺が担いでやるからいらねェ」

そんなもんなの?と思いながら
口には出さず
気が変わられても困るから
素早く着替える

着替え終わり更に上から
布を被せられた

「なにこれ?」

「黙って身につけてろ」

布を被せられたまま
抱きかかえられ
部屋を出たのだった

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