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一言も喋らず
仕事をする事のあたし達。

テキパキと仕事を終わらす
これで大方片付いた書類達。
明日からはあたしも隊の他のみんなと
訓練でもできるだろう。

「はい!終わったぁぁ!!!」

あたしより先に終わっていたマルコが
コーヒーを出してくれた。

「ご苦労さん」

「ありがと。
これであたしは明日は
訓練出来るよね?」

「・・・そうだねぃ」

一気にコーヒーを飲み干す

「じゃ、そーゆことで!
お疲れ様っ!」

ささっと出ていこうとすると
グイッと手を引っ張られた

「今日はこのまま部屋に行くかい?」

「あー今日ね。ちょっと用事が・・」

腕を掴む力が強くなる

「そう言うと思ったよい。
このまま・・・」

マルコの言葉を遮り
ノックもなしに部屋の扉が
勢いよく開く

「おーい!今日敵船潰したし宴だってよ!」

姿を表したのはニコニコと笑顔のエース
あたしの腕をもつマルコを見て

「悪ぃ!取り込み中だっか?」

エースを見て掴む力が弱まった所を振り払い
笑顔でエースに近付き腕に絡まる

「ううん!丁度終わったとこ!
お腹空いたし宴楽しみー!」

マルコを置いてエースを引っ張り甲板に向かった

白ひげさんを見つけるとエースを置いて
勢いよく飛びついた

「白ひげさーん!」

白ひげ海賊団に預けられてる身のあたしは
娘ではない。言うなれば居候。

「グララララ!アリア!
久しぶりに見た気がするなァ!」

「そぉ?ちゃんと仕事してるよ!」

「たまには部屋に遊びに来い!!
ナース達も嬉しがるからなァ!」

「今度行く!お菓子でも用意しといてね!」

「さっさっと娘になっちまえ!グララララ!」

「それは却下で!」

「グララララ!」

白ひげさんは娘になれって言ってくれるけど
赤髪海賊団をやめたつもりはないから
娘にはならない。

白ひげさんにバイバイをして
お酒を求めウロウロしているお
後ろから抱きしめられた

「アリア。今日は宴になっちまったな」

「イゾウ」

「お前ェを早く食べちまいたい」

顔だけ向けるとおでこにキスをされた

「お預けだね」

クスクス笑いながら
そっとイゾウの腕の中から出る

「酒ならこっちに確保してるぞ」

「やった!!」

イゾウに手を引かれ歩いた


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