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「マルコはどんな風に抱くんだ?」

「ん、なに?気になるの?」

イゾウはいろんな所にキスを落とす

「好きな女がどんな抱かれ方してるか
気にならねェ男なんざいねェよ」

「好きな女が他の男に抱かれてて
良い時点で好きじゃないでしょ」

これは本音。
マルコもきっとあたしとイゾウの関係を知ってる。
なのにそれを黙認している。イゾウも。

「俺はアリアが俺の所に
来るのを待ってるだけだ」

「上手いこといって・・・」

「それにしてもマルコは本当に独占欲が強ェな」

「過保護なだけ」

うつ伏せにしたあたしの
背中からキスを始めて
だんだんとお尻の方へと降りてくる

「んっ!
イゾウッまだ仕事残ってるし・・・
今はやめよう?」

「こんなアリアをマルコのとこに
帰すのは嫌なんだけどなァ?」

「もう!また後でしよ!
仕事頑張って終わらすし!」

さわさわとお尻を触る手に
もっと触って欲しいとも思ってしまうが
仕事をほったらかしにするわけにはいかない

「わかったよ」

腕を優しく引っ張り起き上がらせてくれる

「イゾウの万年発情期」

「お前にだけだ」

着替え終わり
後でねと部屋を出ようとすると
ドアを閉める時にそっとキスをされた

女はこういう所にキュンとするんだろうな
なんて考えながらドアを閉めた

ドアを閉めたあとに見えたのは
今にも青い炎を出しそうなほど
怒っているように見えるマルコがいた

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