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掠れた声で
俺の下で鳴く女

開放してやれば
すぐに意識を飛ばしやがった

休憩のように
無理矢理飯を食わせ
飲み物も飲ませる

身長の差もあり
キツい体位もあるが
苦しそうにするコイツを
見るのも興奮する

逃げないようにと
服を与えず
裸で部屋に置いておくことにした



シャワーを浴び
ベタつく汗を流し
部屋に戻るとまだ寝ている

今日は起きないかもしれない

「チッ」

服を着替え
外側から鍵をかけ
部屋を後にする

「キッド」

「あ?」

廊下を歩いていると
キラーに呼び止められる

「あの子をどうする気だ」

「アイツは俺モンだ。
他の連中にも部屋に近づくなと
伝えろ」

「・・・次の島で降ろすのか?」

「あァ?降ろさねェよ」

「海賊船に力を持たない
女を乗せるのは賛成しない
すぐに殺されるぞ」

「俺がさせるわけねェだろ!
うるせェな!
早く他の連中に忠告してこい!」


変な気を起こした奴は
なぶり殺してやると
吐き捨てキラーに背を向けた



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