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他のドアより少し
豪華で頑丈そうなドア

嫌な予感がする

「キッド入るぞ」

あぁやっぱり。
ここはあの男の部屋だった


「あァ」

部屋に入ると
キラーに抱きかかえられたあたしを見て
眉間に皺がいく

「誰にも会わなかっただろーな?」

「大丈夫だ。人払いはしておいた」

近付いてくるキッドに
ビクッと身体が反応して
キラーのシャツを掴む

「お前もいつまでくっついてやがる!
こい!!」

グイッと引っ張られ
キラーから引き剥がされたあたしは
今度はキッドの腕の中

「他の奴らにはいつ言うんだ?」

「まだだ。もう少ししたらな
どうせ、すぐに知れるだろがな」

「次の島までは服もないし
その方がいいかもしれないな」

そんな会話をぼーっと聞いていると

「俺は持ち場に戻る
キッド、無茶するなよ」

「ハッ!さっさといけよ」

『え、キラーもういっちゃうの?』

「あぁ。また夕食を持ってくる」

そう言い残し部屋を出ていった

「そんなにキラーがいいのか?」

上からの声に身体が強ばる

「やっ、違うっ」

乱暴にベットに放り投げられた

「きゃっ」

「あれだけじゃ
テメェが誰のモンか
わかってねェってことか」

ペロりと唇を舐める仕草は
色気を含む

「いやっ、こないで」

これから何が起ころうとしているか
わかっているから少しでも逃れたいと
後ずさる

さっきの部屋より大きいベット
それでもすぐに捕まってしまう

組み敷かれ
脚の間に身体を割り込まれた

「キラーのシャツか
俺が命令したが
気に入らねェな」

乱暴にシャツを脱がされた

咄嗟に腕で胸を隠す

「隠すな」

「でもっ」

「俺が隠すなっつてんだろ」

震える手を胸から離す

「クク、色んなトコに俺の痕があるなァ!」

身体を見て満足そうに愉しそうに笑う

見られている羞恥で身体が熱くなる

赤い痕に更に吸い付いていくと
赤い色から更にどす黒い赤へと
変わっていく痕

「んっ」

声を出したくないのに
声が漏れてしまう

それが嫌で自分の指を噛み
声を漏らさないようにした

口に2本の指を無理矢理ねじ込まれる

自分の指を噛んでいた口は
抵抗すり間もなく間から
2本の指をすんなりと口にくわえ込む

「ぅぐっ」

「お前は俺のモンだつってんだろ
俺以外がお前を傷つけるのは許さねェ
それがお前自身でもだ」

指で舌を挟まれ
口は閉じれず
涎が口の端を伝う

「んぅっ」

「わかったか?」

こくこくと頷くと
口から手が抜かれる

その指が今度は
蜜壷に挿し込まれる


「やぁ、痛いッッ」

つい少し前に
貫通したソコはまだ
痛みが残る

「俺を忘れねェように
覚え込ますには痛ェほうが
いいだろうが」

それでもさっきよりは
解すように動く指

「んぅっはっあぁ」

「感じてんじゃねェか」

「そ・・・んなことないっん」

急に指を引き抜かれ
目の前で糸を引く指を見せられる

「見てみろよ。
お前の液でふやけそうだ」

ククと笑われ
羞恥で涙が浮かぶ

「も、やめて・・・」

お願いと呟く

「あァ?」

「今日・・・は、もうやだ・・・」

まだ最初の痛みがとれない
その上にさらに重ねるように
抱かれるのは怖い

グイッと手を引っ張られ
ベットから落とされる

「きゃっあ」

「人が優しくしてやろォとしてんのになァ」

髪を引っ張り上げられ無理矢理立たされる

「やぁ、やめっ」

「ベットに手つけて後ろ向け」

これ以上逆らうのはだめだと思い
震える身体でベット手をついた



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