現実と夢で
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眠ったアリアをシーツでくるみ
部屋からでるとキラーが待っていた

「キッド、もういいのか?」

キラーの問いかけに鼻で笑う

「青雉には何もされてねェよ。
というか、誰にもなんもされてねェ。」

「よかったな。」

「してたら殺してた。」

安堵したようなため息がキラーから出る

「だろうな。
皇族だろうがお前には関係ないことだ。
攫いに行って殺してたら
危険を承知でついてきたやつらが報われない。
死人が出なくてよかったがな。」

「攫いにいったんじゃねェ。
取り返したんだ。あいつはおれのモノだ。
こんくらいで死ぬような奴は
この船にはいねェ。
食事と飲みもん、もってこい。」

手上げて無言で去っていくキラーを
横目に部屋へと戻る

アリアはベッドの中でスヤスヤと寝ていた
頬をペシペシと叩いても起きやしない

治まっていた欲望が
アリアに触れるだけでせり上がってくる

「チッ、アリア起きろ。
寝るんじゃねェよ。」

腕を引っ張っても力なく起き上がってくるだけだ

ふん、と鼻を鳴らし
アリアの脚を思い切り広げ
名残で潤んでいる場所に
大きくなった己を差し込んだ

少し苦しそうな顔をするが
起きはしない

うねるように絡みついてくるソコは
地獄かもしれない
快楽が強すぎる

何度も精を吐き出した後が
中から出てきていたが
気にせずに新しいものを注いでいく


◇◇◇◇◇◇◇

フワフワとしている
疲れすぎたのか
目が開けられないが自分は
キッドの部屋にいることはわかっている

意識を手放したあとはキッドは
変わらずに私を抱いたのだろう

「チッ、起きねェな。」

起きてるよって言いたいのに
声が喉に引っかかる


そしてぎゅっと抱きしめらる形にり
キッドのモノが挿入ってきていた

そして顎を持たれたまま
唇が優しく重なった

抱きしめられたまま
腰を動かされている

いつもは大きく脚を開かされているか
上に乗せられるか後ろからかなのに

こんなに近くにキッドを感じたことはなかった

この状況はもしかしたな夢なのかともしれない

夢ならいい

キッドの首に手を回ますと
動きが止まった
そのままキッドの頬に
自らキスをした




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