2教育
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「アリア、待ったか?」

「全然!早く食べよ!」

初めて出来た彼氏
好きかどうかは正直わからなかったが
初めて男の人に好きだと言ってもらえて
嬉しくないわけなはない

とりあず付き合ってみることにした

2個上の彼氏は最近白ひげに入ってきたばかりだ

一緒に食堂に行って食べて
甲板で話をしたりするのが
日課になっていた
それくらいしか私の知識はない

付き合って1ヶ月が経った頃

「アリア、今日の夜さ。
部屋に行ってもいい?」

「部屋?
甲板寒いかな・・・?
いいよ。おいで。」

そう言うと
彼はくしゃっと笑った
その顔が可愛いと思った

「アリア、今日部屋に彼氏が来るんでしょ?」

歩いてる途中にナース達に捕まり尋問されている
その顔はニヤニヤとしていた

「なんで知ってるの?」

「アリアの彼氏が喜んでたって。」

「でも、ちゃんと準備しなきゃ。」

次から次へと言葉を投げかけられ
頭が混乱してきている

「準備?」

「そ、女になるけど
今はまだ赤ちゃんいらないでしょ?」

「あか、ちゃん・・・」

首を傾げると
ナース達はハッとしたように口を押さえた

「やだ!私達、アリアに
性教育してなんじゃない?!」

「ほんと!!
してないわ・・・!
アリア、おいで。」

◇◇◇

部屋で1人ため息をつく
あの後数時間みっちり性教育というものを
教えられて疲れた

「そんなことしないのに・・・」

見せられた資料には
男と女が裸で抱き合っている
イラストが出てきた

それを自分と彼氏に置き換えると
頭が爆発しそうになるくらいに
恥ずかしかった

時間になっても来ない彼氏を
不思議に思いながらも
ベッドで横になったとすごしていると

コンコンと部屋をノックする音に体が跳ねる

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