息子達
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「こんな茶番やめちまえよ!
どうせ話はすんでるんだろ!」

「バカ野郎!!
担がれやがったなスクアード!!!!
なぜオヤジを信じない!」

「てめぇまでしらばっくれやがって!
マルコォォォ!」


「・・・スクアード、おめぇ仮にも親に
刃物つき立てるとは・・・
とんでもねェバカ息子だ!」

大きな手がスクアードに伸びていく

「うわぁぁぁ!」

膝をつきスクアードを抱きしめた

「・・・バカな息子を
それでも愛そう・・・」

「ふざけんな!!お前はおれ達の命を・・・」

「エースだけが特別じゃねェ。
みんなおれの家族だぜ。」

海軍に騙されたスクアードが
親父さまを刺したのだ

親父さまはギッとセンゴクさんを睨みつけた

「おれが息子らの首を売っただと・・・?!」

大きく振り上げた拳を空中に振り下ろす
地面が大きく揺れたかと思うと周りを
囲っていた氷が崩れた

「海賊なら信じるものは
てめェで決めろォ!!!!」

親父さまの声は皆の心に伝わる
疑っていた傘下の海賊達も
この親父さまの行為で目が覚め
逃げる者は誰もいない

「おれと共に来る者は
命を捨てて着いてこい!」

皆の雄叫びが
この戦場を揺らした

船から飛び降りた親父さま

「親父さま・・・」

船に残されたスクアードは
膝をつき涙を流す

「スクアード!
泣くことが報いることかよい。」

マルコさんの言葉はあたしの中にも響いた



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