もう1つの
::


白すぎる肌、白い髪は
自分のモノじゃないみたいで
それでも自分の意思で動かせるので
自分自身なんだと実感する

「考え事か?
余裕じゃねェか。」

「や、違う・・・」

グンっと最奥まで突き上げられ
絶頂へと押し上げられ身体が仰け反る


「あァ・・・っ」

「他のこと考えてんじゃねェよ」

ガリッと肩に噛みつかれる
痛みですぐに引き戻された
血が滲んでるであろう場所を見て
キッドが目を見開いた

「なんだ?」

動きを止め身体を持ち上げられ
膝の上に跨る姿勢をとらされた
イったばかりの体は力が入らずに
されるがままだ

肩にキッドの手が触れたかと思うと
掌には赤い宝石のようなモノがあった

「お前の血から出た。」

「え・・・?」

「白くなる能力だったはずだが・・・。
知られてない能力もあったってことか。」

赤い宝石は私の血から作られたものらしい
ますます人間じゃなくなったような気がして
身体から血の気が引いていく

「まあ、いい。
お前を誰にも渡す気はねェ。
今はコッチに集中しろ。」

くるりと回転させられうつ伏せになった
後ろから激しく突き上げらた

◇◇◇◇◇◇

気を失ったアリアにシーツを被せ
キラーを電伝虫で呼び出すと
ものの数分で部屋へと来る

「見ろ」

アリアの身体から出た赤い宝石を
机に転がす

「これは?」

「アリアの血から出た。」

「血から?」

「どうやら悪魔の実の能力らしい。
白くなるだけだと思ったが
そうじゃねェらしい。」

「だからこの実を食べた人間を
神格化していたのか・・・。」

「クソ。アリアの価値があがっちまった。」

「どうするんだ?」

「あ?」

「アリアを狙う物も増えるかもしれないぞ。」

「んなもん。
手放すわけねェだろ。」

「そうか。
ならオレも全力でアリアを守ろう。」



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