煩わしい
::


思っていたより広いシャワールーム
2人で入るには丁度いい広さだ
水垢もなく綺麗でほっとした
既に裸になっているキッドが立っている

「おら、来いよ。」

「はい・・・」

海賊のキャプテンというだけあって
鍛えられている身体
お城にいた兵士達よりも
鍛え上げられている気がする

目を逸らし歩こうとすると
下腹部からドロッとしたものが
太ももをつたい床に垂れる

「ぇ、?」

漏らしてしまったかと思ったが
ははっと愉しそうに笑い
腕を引っ張られたかと思うと
床に押し倒され脚を広げられていた
まるで赤子のおしめを
交換する時のような格好に羞恥しかない

「なにっ・・・?!」

「それはおれの精液だ。
こんだけ出せば孕むのも
時間の問題かもなァ。」

孕むということが
どんなことかは性に疎い私でもわかる

流れたモノを戻すように指で掻き回される

「いやぁっ・・・」

「あんだけヤったのに
まだ解れてねェな。
初物はやっぱり違うのか?」

面倒くさそうなのに
愉しそうなのは矛盾している
何度か掻き回され指を引き抜かれ
強ばっていた気持ちが解れていく
手で隠していた顔を出すと
あてがわれている剣先に息をのむ
硬くなったソレはずっと中いたものだ

「ひっ、もぅっ無理です・・・!」

「あ?アリア、お前はおれのモンだぜ?
犯したい時に犯すに決まってんだろ。」

肉を押し広げるように入ってきて
苦しくて息が上手くできない
気持ちとは反対に濡れたソコは
どんどんとキッドを呑み込んでいく

「あぁッ・・・んんぅ!」

「いい顔になってきたじゃねェか。
ガキから女の顔になってきてんぞ。」

せめて声を出したくなくて
手で押さえるが呆気なく
押さえつけられてしまう

パンパンパンと肉をぶつけ合う音が響き
自分の声も反響して聞こえてきて惨めだ


「っく、出すぞ。」

朦朧としていた意識が呼び起こされる

「や、だめっ・・・!
妊娠しちゃうっ!」

私の発言にピタリと動きが止まった

「あ?おれのガキを孕みたくないって?」

それはそうだ
好きでもない男の種で妊娠したら
本当に逃げ出すことはできなくなる

「おい、質問に答えろ。」

手を押さえていた手が首にかかる
どんどん力を込められると
息が苦しくなってくる

「ぅ、あ...」

「おいおいおいおい。
笑えねェな。おれのガキを孕みたくないだと?」

額に血管が浮き出ているその顔は
とても恐ろしい表情を浮かべている

「このまま船を戻してお前がいた国を
焼いたっていいんだぜ?
あんな小さな島くらい一日で制圧できる。」

ヒュッと喉が鳴る
それだけは避けなければならない

「や、ぁ・・・」

「言えよ。
中に出して下さいってよォ!」

首から離された手
一気に入ってくる酸素にむせ返る

「言えよ。」

「な、中に出して下さい・・・」

「その言葉繰り返せ。
チッ、イきそうだったのに
やり直しだ。」

一旦引き抜くと姿勢を四つん這い変えられ
髪の毛を掴まれる

「ほら、言え。」

中に出してという言葉を繰り返し言わされ
さっきよりも激しく奥を突き上げられる

「望み通りにたっぷりと出してやるよ。」

低い声で呟き放たれた白い液

支えていた手がなくなり
力が抜けた身体は床へと倒れる

「体力ねェな。
そんなんじゃ、すぐ意識飛ばすぜ?
体力つけろよ。」

ふわりと身体が浮いた
横抱きにされ湯船へと運ばれていく
さっきまであんなに乱暴だったくせに

そう言ってやりたいのに口を動かす
力はもう残っていなかった

prev / next
[ back to top ]
top
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -