元の場所
::


腕の中で眠るアリアを見ると
口角が上がるのを抑えられない

初めて部屋の中で見つけた時から
自分のモノにしたいと思っていた

幼いアリアに間違いなく
女としての欲情を掻き立てられてた
気がついた時には船に連れ帰っていた

親父は苦笑いで受け入れてくれた

どんどん成長して綺麗に
可愛くなっていくアリア

自分の元から離れた時は
気が狂いそうになったが我慢した
また手に入れるその時まで

エースが単純でよかったとつくづく思う

『おれアリアといると
なんか楽しいし胸がポカポカする。
兄弟達とは違う気がするんだ。
これなんだ?』

その言葉にはドキリとしたが
笑って頭を叩いてやった

『家族とわからだよい!
守ってやりたくなる、そうだろい?』

『おう!あいつが笑ってくれていると嬉しい!』

『おれもお前らにはそう思ってるよい。
兄貴としてアリアを守ってやれよい。』

『そうか!
家族だからか!さんきゅ!マルコ!』

案の定エースがアリアに手を出すことはなかった

そろそろ動きだそうとしていた時に
アリアがベッドに潜り込んできたのは
嬉しい誤算だ

そして解放してやると言ったのも
アリアを引き戻すために必要なこだった
小さい頃から少しずつ
突き放されたら縋り付くことを刷り込んでいく

何年もかけて育ててきた女を
ほかの男になんてやるわけがない

小さく寝息をたてるアリアの額にキスをする

「愛してる。
もう離してやらねェよい。」

あとは自分と同じような能力の悪魔の実を
食べさせるだけだ


◇◇◇◇◇

マルコと付き合うことを
皆に報告すると驚きはしたものの
受け入れてくれた

エースも笑っておめでとうと言ってくれ
少し照れたが嬉しかった

マルコはとても優しくて甘やかしてくれる
抱く時も優しくなった

やっと自分の場所に戻ってきたような
そんな満足感が自身を満たしていた

「マルコ、大好き。」

「あァ、おれもだよい。」

優しく唇が重なる

これからは1番近くでマルコを感じていたい


end

prev / next
[ back to top ]
top
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -