エンドレス
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開かなくなった窓を指でなぞり外を眺める

「あ・・・」

ドクンドクンと激しく心臓が鳴る
発情期の症状だ

額から汗が滲み
快楽を知ってしまった体は蜜を垂らす

這うようにベッドへ戻りシーツを被る

のぼせたように身体が熱い

ドフィでなければ沈められない熱なのに
頼りたくない

歯を食いしばり耐えるが
こんなことがいつまでも持つはずがない

眠ることもできずにシーツにくるまって
どれくらい時間が過ぎたのか

「アリア」

シーツの外側から優しくなぞられる

「発情期が来たなら呼べと言ったはずだ。」

何も答えないとシーツをめくられ
裸体が露になる

「お前を助けれるのはおれだけだ。
なァ?そうだろ。」

従いたくないのにドフィの目を見てしまえば
反抗することができなくなる
αの力なのかそして発情期のΩは
従うしかできない

「うん・・・」

小さく頷くと満足げに笑う
首筋に触れる手はひどく優しい

「逃げたお前を娼館に放り込んでやっても
よかったが・・・
それをしねェ意味がわかるか?
お前を誰にも渡したくねェからだ。」

「ドフィ、」

「さァ、おれも我慢の限界だ。
始めるか。たっぷりと思い出させてやるよ。」

噛み付くようなキスに身体の熱が上がっていく
頭はぼーっとして思考がにぶくなる

「存分に愛撫してやりてェが
今は先に挿入れるぞ。」

ドフィもヒートをおこしていているのがわかる
秘部は驚くほど濡れていてすぐにでも
ドフィを受け入れることができた





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