おかえり
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「アリア!
心配したわ!」

ドレスローザの城につくと
ベビー5が抱きしめてくれる

「本当に。
家出なんて子どもみたいなことして
馬鹿じゃないの。」

そんなことを言いながらも
シュガーが近寄ってきてくれた

「・・・ただいま」

もっと怒っているかと思ったが
快く迎えてくれているように見える

「アリアとまだ話がある。
用があれば電伝虫で連絡をくれ。」

後から来たドフィに肩を引き寄せられ
びくりと身体が反応してしまう

船の中で散々抱かれた体は鉛のように重い
言葉を交わすこともなく
貪られほとんどベッドの中で過ごした

重い足取りで部屋につくと
ソファに座るドフィの肘の上で
横抱きにされた

「お前、発情期はどうしてたんだ?」

「・・・こなかった。」

「ほう、ガキでもできたか?」

どこか愉しそうなドフィに
首をゆっくりと横に振る

「お医者さんにも見てもらったけど
それはなかった。」

「町医者なんざ、信用できねェ。
だが匂いが強くなってるから
まだガキは出来てねェようだな。」

言われてみれば
ドフィと一緒になってから
身体が熱くなってきた気がする
発情期がやってくる気配がある
このまま来なければいいのに

「で、他の男は?」

「それは「いないとは言わねェよな?」」

ドフィの顔は笑っていても
嘘を許さない雰囲気を出していた

「一晩だけ共にしたわ。」

「へェ。」

ドフィの指が首筋をなぞる

「想い人と思い出ができて
よかったじゃねェか。なァ?」

マルコさんと寝たことも知っている
ここで動揺してはだめだ

首筋を撫でる手を自分の頬へともっていき
頬ずりをする

「ええ。
ちょっと寂しかったから
ちょうどよかったわ。怒るってるの?」

「フフフ、本当の事を言えたから
今回は許してやる。
アリア、ここを出た理由は
聞かねェでいてやるが次はねェぞ。」

「・・・分かった。
遊びが過ぎたわね。ごめんなさい。」

ドフィの笑顔は怖かった
今まで見た中で1番

「さァ、服を脱げ。
この部屋で服を着ることは許さねェ。」

頷いて服を脱ぎ床へと落とした






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