153
::


向かってくる砲弾をそれぞれの
能力で跳ね除けていく

やはり3人とも強い

「アリア、俺から離れるんじゃねェぞ。」

小さく頷くとすかさず横から声が聞こえた

「そんな奴のところやめて
俺のところに来い。」

「うるせェ!やるか!」

「お前に聞いていない。
アリアに言ってるんだ。
その皮膚の下品な落書きも俺が消してやる。」

「ハっ!上等だ!
海軍を始末したらお前を消してやる!」

「フン、吠えてろ。」

あたしの意見を聞かずに話は進んでいく
その間も海軍への攻撃はやめない

声に出してキッドから離れないことを
伝えたいが鳥になってるあいだは
喋ることが出来ずにもどかしい

ぎゅとキッドのコートを持つ脚に力を込める

後から各海賊団の仲間達が
オークション会場から出ていくる

「逃げる気だ!ナメられるな!小僧共に!」

「ウォォォォー!!」

キッドは雄叫びをあげる海軍を鼻で笑う

「来たな。向こうは作戦もクソもねェ。
・・・後は大乱闘だ。
ーーそれじゃあな、麦わら。
お前にひと目あえてよかった・・・。
次に出くわした時は容赦しねェ・・・!」

「・・・ふーん。
でも『ひとつなぎの大秘宝』は
俺が見つけるぞ!」

そのルフィの言葉に
キッドもローもピクリと反応した

向かってくる敵を
キラーが足蹴りで援護する

「おい、キッド!何を突っ立ってる!」

「なァ、キラー・・・!
俺達の通ってきた航路じゃ
そんな事口にすると大口開けて
笑われたモンだ。」

思い当たる節があるのかキラーは何も言わない

「その度に笑ってきた奴らを
皆殺しにしてきたがな・・・!
ーーだが、この先の海は
それを口にする勇気がねェ奴が死ぬ海だ!
新世界で会おうぜ!」

ローも口元に笑みを浮かべていた

「行くぞお前ら!!」

「「おう!!」」

キッドの声にこの島を出る道を作るために
一斉に海軍へと攻撃を開始した



prev / next
[ back to top ]
top
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -