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髪を掴まれたまま
重ねられる唇

「俺のことはキッドと呼べ」

べろりと唇を舐められ
そのまま舌が侵入してくる

「んん!」

慣れないそれに驚き
思わず噛んでしまった

「てめェ・・・」

額に縦に太い青筋をたてた
その顔を見てカタカタを
寒くもないのに身体が震える

「あ・・・の・・・」

掴まれている髪を思い切り
引っ張られ
床に叩きつけられる

口の中に鉄の味が広がった

「立て」

低く冷たい声色で
投げかけられるその言葉に
従うしかなかった

ヨロヨロと立ち上がり
ベットに座った
キッドの前に立つ

「舐めろ」

なめろ?
何をだろう
疑問に思っていると

パシリと頬を叩かれる

「っ・・・!」

「おせェよ
男のモン舐めたことねェのか?
教えこまれてんじゃねェのかよ?」

フルフルと首をふる

「じゃあ男に抱かれたこともねェってことか?」

こくりと頷く

「そりゃァいい。
俺が躾てやるよ」

嘲笑うかのように口角を上げる
その様子はどこか愉しそうだ


「これを舐めろ
歯当てたらぶっ殺すぞ」

そういいズボンから
ソレを出す

「早くしろよ」

慌てて膝をつき
ペロペロと舌で舐める

「口の中にいれながら舐めろ」

言われた通りに口に含み
舌を使い舐める

少しずつ大きくなるソレで
呼吸が上手くできず苦しい

「下手っくそだなァ!」

頭を掴まれ
喉の奥まで挿れられる


「んん゛っ!!」
歯を当てないように意識はするが
嘔吐しそうなほど苦しく
自然と涙が滲む

掴まれていた
頭を離され自由になる

「初めてだから
今日は許してやるよ
上手くなれよ」

「うぇっゲホッゲホっ」

咳き込んでいるにが
腕を引っ張られ
身につけていた衣類を
破るように剥ぎ取られ
下着までも乱暴に脱がされた

そしてキッドにまたがるように
膝立ちをさせられる

「濡れてなくても
こんだけてめェの涎でベタついてんなら
挿れれんだろ」


一瞬何を言っているいるのかわからなかった

挿れる?

不思議そうな顔をしていたのだろう

「お前が舐めたもんを
ココに挿れてやんだよ」

ニヤリと笑いながら
秘部に触れる

初めて他人に触られる
びくりと身体が跳ねた

「やっ!」

第一そんな大きなものが入るわけない

グイッと腕を引っ張られ
体制が崩れ
キッドの反り立つ雄が
入口にあたる

「や・・・!やめてっ!!」

侵入させまいと
腰を浮かし逃げようとするが
今度は腰を持たれ
そのまま下に引っ張られる

ググッと異物感とともに
身体が裂けてしまいそうなほどの
痛みが襲う

「う゛っ・・・あ゛あ」

「チッやっぱり処女はキツイな」

「いやぁッも、無理ッ」

「あ?無理かどうかは俺が決めんだよ」

痛みと屈辱でポロポロと
涙が溢れ頬を濡らす
泣き顔が見られるのが悔しくて
顔を手で覆い隠す

それでも身体を貫くことを
やめてはくれない

顔を隠していた手を
顔を見せろと言わんばかりに
手を剥がされる
顎を持つ手が痛い

身体を裂かれれているような
痛みは終わったらしい

「くく、全部くわえ込んだぞ」

キッドの膝に座らされている形の体制は
嫌でも密着してしまう

「もうやめて・・・」

嗚咽混じりに言葉を絞り出す

「はっ!貫通して終わりなワケねェだろ」


座っていた体制から
持ち上げられそのまま
ベットに寝かせられた

「も、抜いて・・・!」

「これからだろーが」

口元を歪める

それはこれから起こる事の
恐怖の材料にしかならない。


ただ痛いだけだった

心も体も何もかも

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