答えを探し回って
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『アリア、悪い・・・!
おれがそばにいれば・・・!』

マルコが泣いている
(泣かないで)

そう言いたいのに口は動かない
自分の体は子供のように
小さい軽く持ち上げれるはずなのに
動かす事ができなかった

よく見れば体が濡れている
自分は一体なにをしていたのだろうか

◇◇◇◇◇

意識が浮上する
温もりが心地よい

「アリア、起きたのかよい?」

擽るように頬を撫でられ
重たい瞼を開ければマルコがこちらを見ていた
もちろん涙など流していない

「マルコ・・・。
なんで、あたしは離れたの?」

「お前は覚えてなくていいことだよい。
でもまたおれの腕の中に来たんだ。
離してやれねェよい。」

マルコに拾われて一緒にいたはずの記憶は
ところどころ抜け落ちている

鮮明に覚えているのは
怪我をして目を覚ました時だ

『もう、マルコの助けはいらない。
自分のことは自分でする。』

何故あんなことを言ったのか
自分でもわからなかったが
マルコはあっさりと了承した

それから何年も必要最低限のこと
以外は話さなかった

「アリア、ぼーっとしてしんどいのかよい?」

額に手をあてられ、はっと我に返り
ぱっと手を払い除けた

「大丈夫、子ども扱いしないで」

「そうだねい。
アリアはもう子どもじゃないよい。」

マルコを見れば意地悪な笑が浮かんでいる
しまった、と思った時にはもうマルコは
あたしを跨いで見下ろしている

「身体も大人の女だよい」

腕を頭の上で押さえつけられてしまえば
もう身動きをとることはできない

「離して」

「離さねェってさっきも言ったよい。」

空いている手で胸の頂を
痛いぐらい摘みあげれ
顔を歪めると楽しそうにマルコは笑う

「今からはちゃんとここに
帰って来なかったアリアを
お仕置きしなきゃねい。」

頂を摘みあげられたまま
もう片方の胸をがぶりと噛まれる

「っ、いたっ、い!」

「気持ちいいだけじゃ、
仕置にならねェよい。」

胸を見れば綺麗に歯型の跡がついている

「痛いのいやっ・・・!」

「へぇ。
そりゃ、尚更痛くしねェといけないねい。
その方がお前も約束を破っちゃいけねェって
覚えるよい。」

マルコの笑顔に背中に冷たい汗が流れた

◇◇◇◇

「んっ、あァっ」

うつ伏せにされ肩を抑えられたまま
突き上げられる
枕にしがみつき顔を埋めるが
声を我慢するのは難しい

「お前の身体はすっかりおれに
慣れたねい。」

「そんなこと、ないっ!」

身体のあちこちを噛まれて
その場所がジンジンと痛む

「ここが気持ちいいだろい?」

「いやっ、わからな、い」

わからないなんて嘘だ
気持ちがよすぎて頭がおかしくなりそうで
ゴリッと奥を貫かれれば
目の前で火花が散り頭が真っ白になる

「イったのかよい?
アリアは感じやすくて
攻めがいがあるよい!」

達したばかりなのに
更に激しく突き上げられれば
頭は真っ白で啼くことしかできなかった

◇◇◇◇◇

体が鉛のように重たい
窓を見れば暗くなっていて
2日目が終わってしまうことに愕然とする
一日中抱かれていた
マルコは精を出してもすぐに
硬さを取り戻しつこいくらいに攻められる

「どんだけ体力あるのよ・・・」

昼間に軽い軽食を食べさせられたが
繋がりっぱなしで食べさせられたので
味など覚えていなかった

隊長格ともなれば体力も人並外れているのか
ギブアップするのはこちらだ

重たい体を起こしベッドから起き上がる
部屋に干されている服を触れば乾いていた
隣に干してあったマルコの服がないということは
どこかに行っているかもしれない

素早く服を着替え窓から部屋を出た

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