愛し愛され
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何度も指で舌で達してしまう

「マルコさん、もう・・・」

物足りなくて強請るように見上げれば
マルコさんも額に汗を浮かばせている

「俺も我慢の限界だよい」

脚を広げられると
ゆっくりとマルコさんが入ってくる
指とは比べ物にならない質量に一瞬息が止まる
気をそらすように持たれた脚にキスをされ
唇が当たった場所が熱を持つ

全て挿入っても腰を動かさない
馴染むまで待っているようだ

「アリア」

優しく名前を呼ばれ額に、瞼にキスをされる

「マルコさ、ん」

首に手を回すとキスをしてくれた
優しくて深いキス

「お前の中、気持ちよくて堪らねェよい。
動いていいか?」

小さく頷けばゆっくりと腰を動かし始める
グチュグチュと水音が聞こえてきた

少し動かされただけなのに気持ちがいい

「ぁ、やぁっ、」

「アリア、好きだ。
お前が番がいようが関係ねェよい。
俺のものだけになってくれ。」

耳元で囁かれた言葉に涙が滲む

「あたしも、マルコさんが好き・・・」

ずっと我慢していた言葉は1度口から
出てしまえば止めることができない
揺さぶられ嬌声をあげながらも
好きという言葉を紡ぐ

「あっ、んんぅ、す、きっ
マルコさん・・・!」

「あァ、俺もだよい・・・!」

もっと、もっとと本能のままに
マルコさんを求める

体だけじゃなく心も満たされるということを
この時、初めて知った



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