壊して排除する
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快楽を知ってしまった身体は
蜜を垂らしすんなりとマルコを受け入れる
強く乳首を引っ張られながら
後ろから突き上げられ、怒っているのが伝わる

「お前いつも、あんな風にエースと寝てたのかよい」

「んっ、たまに、」

「で、お前はくっついてたのかよい」

ゴリっと奥深くすられ電流が走ったように
背中を仰け反らせる

「あっあァっ・・・!」

隊長達の部屋が近くにある
声を出して他の隊長に気づかれたらどうするのか、と
思うのに声を我慢する事ができなかった

「アリア、おれ以外の男に触れられるのは
許さねェよい。」

背筋に舌を這わされもう理性を保っている事ができない

「わかっ、てる」

腰を打ち付けるスピードが上がり
肌と肌がぶつかる男が室内に響く

「くっ・・・」

マルコが達したのが膣から伝わってくる
やっと終わったとほっとしていると
繋がったまま身体を反転させられる

「何休んでんだよい。まだこれからだよい。」

「や、無理ッ、」

押し返そうとする手に力が入らない
ニヤリと笑うマルコを睨みつけると
クククと低く笑いだす

「その顔、ほかの男に見せるなよい」

既に中で硬さを取り戻している男根に気が付き
ひっ、と小さく悲鳴が漏れた

「もう、休ませてっ…」

「だめだねい。」

口付けで唇を塞がれ
またすぐに部屋には嬌声が響く

◇◇◇◇◇

黴臭い暗い部屋で一人、隅っこで膝を抱え蹲る

「誰かいるか?」

暗い部屋に光がさす
気がつけばさっきまで響いていた銃声と
怒声はもう聞こえない

海賊が村に攻めてきて両親は殺された
この部屋に入れられて数日
少ない食事を与えられなんとか生きている
両親が殺されたのに何故自分は
生かされてるのかわからなかった

声主がここに入れた海賊かもしれないと思うと
声を出す気にはなれなれず
顔を上げることもしない

気配が自分に近づいてきたのがわかった
それでも動かずにいると頭にふわりと手が置かれる

「もう、大丈夫だよい。」

抱きかかえるように持ち上げられる
人懐こい笑顔が印象的な男だった

「だれ・・・?」

「おれは白ひげ海賊団1番隊隊長マルコだ。」

「かいぞくっ、や!」

この男もあたしをここへ入れた男達と同じ海賊だった
逃げようと暴れるあたしを降ろす

「ここを攻めた海賊は全て倒した。
今日からここは親父の縄張りだ
もう、襲われることはねェよい。」

「・・・」

「嬉しくないのかよい?」

「パバもママもしんじゃった。」

「じゃあ、親父の娘になれよい。
おれが親父に口添えしてやる。」

「え・・・?」

「お前の両親を殺したのも海賊だが
とりあえず独り立ちできるまで
おれが面倒みてやるよい。」

返事をするまえに抱きかかえられ
部屋から連れ出された

そのまま白ひげ海賊団に
お世話になることが決定された

「お前の名前は?」

「アリア・・・5さい」

「ちっせぇなァ!
アリアは今日からおれ達の家族だよい!」

まだ現実を受け止めれていないあたしを
マルコは根気よく付き合ってくれた
自分の仕事もあるはずなのに
夜は一緒に寝てくれていた

本当にマルコはずっとあたしの
世話をしてくれていた


◇◇◇

意識が浮上する

「懐かしい夢・・・」

頭をかきながら起きて自分が
何も着ていないことを思い出した

横を見るとマルコも裸で寝ている
まだ朝方だろう

そっとマルコの髪の毛に触れてみる
幼い頃は今のように寝ていたのに
いつから離れてしまったのだろう
父のように、兄のように思っていたのに

それを思い出そうとしても
何故か何も出てこなかった

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