堕ちていく
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抱かれて発情が少し落ち着いた
ベッドの上でドフィに寄りかかり
汗ばんだ身体を動かせずにいた

シーツだけかけられた身体を
ドフィが優しく撫でる

ノックが聞こえドフィが
入るように声をかけると
若い兵士達が1人入ってきて
入口で緊張した面持ちで立っている

「お前、アリアを好きらしいなァ?
よく盗み見てるらしいじゃねェか。」

ドフィの突然の問に狼狽え大きく首を振る

「い、いえ!そんなことはないです・・・!
アリア様に好意を抱くなど恐れ多いです!」

「フッフッフッ、隠さなくてもいい。
アリアは美しい。仕方が無いことだ。
女を抱いたことはあるのか?」

「い、いいえ!恥ずかしながらまだ
女性を抱いたことはないです。」

「そうか。今日は特別だ。女を教えてやる。
こちらへこい。」

叱咤される思っていたのだろう
訳が分からないというふうに言われたまま
おずおずとベッドへと近づいてきた

「きゃぁっ、ドフィ、?!」

シーツを剥ぎ取られ裸体が若い兵の前に晒される

シーツを取り返そうとした手を捕まれ
男の前へと見せつけるように突きつけられ
隠すここともできず顔を逸らすしか
抵抗する術はない

「アリア、フェロモンは通じなくても、男だ。
お前の裸を見て興奮しねェわけがない。
これはお前への罰だ。」

耳元で言われた言葉に身体が固まる
ドフィはこの兵士にあたしを抱かせる気だ

「やめ、て・・・」

恐怖、嫌悪いろいろな感情がでてくる
発情期の時の身体は普通じゃない
番でない男など受け入れれるはずがない

後ろから抱きかかえられ腕をドフィの能力で拘束される
花弁へとドフィの大きな指が伸びていき
先程の名残で濡れているそこをわざとらしく
音を出しかき混ぜる

「や、あっぁぁっ」

あげたくもない甘い声が口からこぼれると
服の上からでも兵士の欲望が膨らんでいくのがわかる

「アリア、お前の世界じゃどうかしらねェが。
男はお前みたいな綺麗な女が裸で乱れていたら
番なんて関係なく欲情するんだ。」

「い、やっ」

押し返そうとする小さな抵抗も虚しく
脚を大きく開かれ閉じないように押さえつけられる

「挿入ろ。これは命令だ。」

ドフィが避妊具を投げると
震えた手でそれを受け取り
膨張した欲へと着ける
ベッドの端にいるため
兵士は立ったまま挿入ることができる

「やめ、て」

涙を浮かべながら男を見上げるが
若い兵士はギラギラとした目で見下ろしてきていた

「アリア様、若様のご命令ですので・・・」

すみません、と呟き呪文のように繰り返す

入口に擦り付けるようにあてがわれるが
それだけで気持ち悪さがこみ上げてくる
さっきよりも強く開いている脚に力をいれるが
やはりビクともしない

ググッとはいってきたものが異物でしかない
今までに感じたことのないほどの気持ちの悪さだった

「ぅ、」

こみ上げてくる吐き気を我慢することができない
やめてと言っても止めなかった若い兵士への
殺意がどんとん膨らんでいく

自分の欲望のまま腰を動かす兵士

「アリア様、気持ちいいです・・・!」

機械のように腰を動かす
ドフィの時とはやはり違う
虫が這い回っているような気持ちの悪さ

拘束されていた手が緩む

その隙を逃せなかった
気がつくと手が血に染まっていた


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