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部屋につくとソファに降ろされ
頭に被せられていた布を取られた
横に乱暴に座ったキッドは
肘掛によりかかりこちらを睨む

「今までのことを話せ。」

少し怒った口調に恐る恐る
海軍から逃げたこと、
ハートの海賊団にお世話になったことを話す
だんだんとキッドの眉間の皺が深くなっていく

「で?見返りはなんだったんだ?」

「見返り?」

「その身体でもくれてやったか?」

身体、と言われてハッとした
キッドはハートの海賊団であたしが
クルー達と寝たと思っているらしい慌てて首を振る

「ない!ないよ!
何もされてないっ!」

「証拠は?
女ってのはすぐに嘘をつくからなァ。」

証拠と言われても何も無い
どうしたら証明できるのか

ソファから降りて震える手で服のボタンを外し
身にまとっているものを全て床に落とす
胸と下半身をさらけ出せず手で隠す

「手どけろ」

キッドの容赦ない言葉に羞恥で
肩を震わせながら手を下ろした

明るい部屋で恥ずかしくてキッドを見ることができない

沈黙の後にキッドが立ち上がる気配がした

「別のモンを受け入れてねェかは
身体に聞くのが1番だな。
後ろ向いてソファに手をつけ」

「え、」

「遅せェ」

舌打ちと共に押された身体は
すぐにソファへと倒れ込む

「俺が言ったことはすぐに実行しろ」

「ごめ、んなさいっ」

そのまま足を持たれ秘部が見えるように拡げられ
恥ずかしさで息も止まりそうになりながら耐える

指が唐突に差し込まれるが痛みはなく
ぐちゅっと水音が聞こえた

「見られてるだけで濡れんじゃねェか。
こんなんで男なしで過ごせたのか?」

キッドに触れられて身体は熱くなってきていたが
濡れているとは思わなかった

「ほんとに、何もしてない」

「あァ、確かめてやるよ。」

ベルトが外される音が後から聞こえてくる
そしてすぐに熱いものが入口にあてがわれる
一気に貫かれる

「あっ、ぅっ...」

目の前がチカチカとして脳が痺れそうな感覚に


「キツい、な。
他の奴は咥えこんでねェようだな。」

腰を動かしながら耳元で囁かれる
ゾクゾクとした疼きで胸が震えた

「キッド、会いたかった、」

思わず口走った言葉に一瞬動きが止まった気がしたが
髪の毛を引っ張られ頭を持ち上げられたまま唇が重なる
荒々しい口付けを受け入れなる

何も考えれなくなるくらいにドロドロと快楽に溺れていく

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