ここに示す存在
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「た、頼むっ!見逃してくれ!」

床に膝をつき必死に命乞いをする男を見下ろす

「ごめんなさい。
ドフィの命令なの。」

人差し指を男の額に押し付けると
男は後ろに倒れもうピクリともしない
ふぅ、と息を吐く
背後からのそりとトレーボルさんが出てくる

「んねーんねーおわっからもう帰るぞ。」

「はい」

この数カ月、ドフィに言われるままに
この国の危険分子となる人を殺してきた

1人での行動はまだ許されていないようで
命令があると幹部達と共に行動した

帰りの馬車の中トレーボルさんは
満足げに頷いていた

「んねー、お前もドフィの役に立ちたいと
言い出した時は無理だと思ってたが
なかなか上出来だ。
その能力も殺し屋向きだ。
傷もつけずに殺すことができるんだからな。」

「ありがとうございます。」

自分が受けてきたダメージを相手に触れるだけで
与えることができる
訓練をしているうちに与えるダメージを
コントロールできるようになって
返り血も浴びることもなくなった
何も武器を持たずとも戦う事ができるのだ

◇◇◇

城に着くと報告のために
ドフィの元への向かう

「ドフィ、ただいま。
任務完了したよ。」

「あァ、ご苦労だったな。
こっちへ来い。」

そのままドフィの膝へと座る
海軍で戦闘訓練も受け
確実に力をものにしてきた
攻撃を受けることも滅多になくなった

ドフィの舌が首筋を這う

「ドフィ、仕事しないと、」

殺しだけではなく
ドフィの秘書としても仕事をするようになった

「アリア。
お前の一番の仕事はおれの相手をすることだ。
なァ、そうだろ?」

「あっ、」

あっという間に服を脱がされ
机の上に寝転がされると
ドフィが蜜壷に顔を埋める

敏感な所を執拗に責められ
トロトロと蜜が溢れ出してくるのがわかる

敏感になった豆粒を軽く噛まれただけで達してしまう
逃げられないように腰を掴まれ
達した後も舐められ立て続けにイかされ
満足したのかやっと離されるが
ぐったりとしたまま身体を動かすことができなかった

キスを受け入れているとドフィは
何かを思い出したように低く笑う

「そういやァ、若い兵達がお前に夢中で困る。」

その言葉にぴくりと身体が反応する
呼吸を整えながらドフィを見る

「そんなこと、ないよ。」

「あのガキもそうだったが・・・。
おれと番になってもお前に
惑わされる連中がいる。
全く、気に入らねェ話だ。」

残忍な笑みを向けられ
冷たい汗が背中を流れる

「ドフィ、あたしを抱けるのは
あなただけ。」

起き上がり少し震える手で
ドフィの身体に手を回し抱きしめた

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