周りも守れるように
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本部に戻るとクザンさんと別れ会議室に連れていかれた

「アリア、遅かったじゃねェか」

苛立った様子のドフィをお鶴さんが
宥めるように横に座りお茶をすすっていた

「ドフラミンゴ、
束縛が過ぎると愛想つかされちまうよ。
この男がアリアを迎えにいくって煩いから
あたしが抑えてたんだ。」

「ドフィ、遅くなってごめんなさい。」

「アリア、謝る必要なんざないよ。
いつも一緒にいるんだろ?
たまには羽を伸ばすことも必要さ。」

「・・・帰るぞ。」

「・・・うん。」

「アリア、いつでも連絡しておいで。
ドレスローザが嫌になったらいつでも
迎えにいくからね。」

ドフィに抱えあげられるあたしに
お鶴さんが優しく微笑んでいた

◇◇◇◇◇

船に戻ると真っ直ぐに部屋へと向かう
ここまで一言も喋らなかった
ベッドへと落とされる

「アリア、その服はなんだ?」

「服、汚れちゃったからクザンさんに
買ってもらったの。それだけ。」

「クザンと何をしてた?
服が汚れるような事をした、ってことか?」

「っ、クザンさんとは何もない!
ドフィ、あたしがドフィ以外に抱かれる事はもうない。
番以外に抱かれる事なんてありえない。」

長くこの話をしていたらボロが出そうで
とにかく話を終わらしてしまいたかった
ベッドの上に立ち上がり
ゆっくりと服を脱いでいき裸になる

「なんの真似だ?」

「ドフィが抱いて確かめて。
あたしはドフィ以外に抱かれてない」

「フッフッフッ
娼婦みたいなだな。」

ドフィに近づき首に腕を絡めてキスをする

「ドフィに信じてもらえるなら
娼婦のようになるわ。」

「いい度胸だ。
逃がさねェぞ。」

危険を冒してまで会いに来てくれたエース
自分も受け身のままではダメだと思った
もっと強くなって周りの大切な人を守れるように強くなる

キスの合間にドフィに話しかける

「あたしもっとドフィの役に立ちたい。
なんでもするわ。」

もう自分の手を汚すことも恐れない

「アリア、お前は殺しもするというのか?」

ドフィの息が首筋にかかる
触れられるだけで身体がびくりと反応してしまう

「う、ん。
ドフィがそれを望むのなら。」

「そうか。それならしばらくは
おれの側で仕事を学べ。
弱いものに同情なんざ、するんじゃねェぞ。」

「わかっ、た」

会話をしている間も止まらない愛撫に悶えながら
ドフィの言葉を頭にいれる

「フフフフフ、
お前がそれほどまでに
おれに尽くそうとしてくれているのは
嬉しい限りだがお前の1番大切な仕事は
おれの相手をすることだ。」

この会話はもうお終いだというようにキスをされた

もう、前に進むしかない

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