噛み付くほどに
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欲を出し終えたマルコが身体を離す
あれから何回したのだろう

今日は休みだと知っていたマルコに
身体を貪られる

何も考えられずに頭がボーッとする

何故かマルコに腕枕をされているが
それを振り払う気力もなかった

「アリア、大丈夫かよい?」

「・・・大丈夫なわけない。
世の中の男ってこんなにするもんなの?」

「さぁねぃ。」

はぁ・・・とため息をつくと頭を撫でられる
その手はとても優しい

「まぁ、でもおれ以外の男に抱かれるなんて
許さないけどねい。」

「マルコなんて掃いて捨てるほど
女が寄ってくれでしょ。」

「アリアは寄って来なかったけどねい。」

「意味わかんない。」

窓を見ればもうすっかり日も落ちている
食事も取らずに交わっていた事を思い出して
急にお腹が空いてきた

軋む体を起こしベッドから降りると
脚の間から精液が溢れていく
それをマルコはニヤニヤとしながら眺めていた

「アリア、まだゆっくりしろよい。」

「うるさい。お腹空いたから食堂に行くの。
シャワー借りるね。」

隊長の部屋にはそれぞれシャワー室がついている
不本意だがマルコの部屋にあるシャンプーや
石鹸で体を洗っていく

乾かすのも面倒でバスタオルを巻いて出ていくと
マルコは部屋の中にいなかった

昨日と同じ服を着るのは嫌だと思い
マルコの服を適当に漁ると
Tシャツを見つけた

着てみると肩がでるくらい大きかったが
横で縛れば長さを調節できてなんとか着れた
元から履いていた短パンを履いた

「はぁ、早く食堂いこ。」

ドアノブに手をかけるとマルコがいた
あたしの姿を見て目を丸くしたが
すぐに普通の顔に戻った

「お前の部屋に着替え取りに行ったが
必要なかったねい」

「マルコのシャツ勝手に借りたから大丈夫。」

「その服はアリアにやる。おれも食堂いくよい。」

「いい!!マルコもシャワー浴びれば!」

これ以上マルコといたくなくて慌てて出ていこうとすると
腕を掴まれたかと思ったらマルコの腕の中で
貪るようなキスをされる

「ん、マルっ、コ・・!」

呼吸する暇もないくらいのキス、
いつの間にか壁に押し付けられるような体勢て
脚の間にマルコの足が割って入る

やっとキスが終わるり解放された
耳元でマルコの声

「約束覚えてろよい」

「・・・わかっ、てる」

乱れる息を整えマルコの部屋から駆け出した




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