深みへと
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腕を掴まれうつ伏せで押さえつけられている
この体勢は屈辱でしかない

これでも戦闘員としてこの船にいる
どうにか逃げ出そうとして
力を入れてもびくともしない

訓練でマルコに相手をしてもらったりすることもあるが
手加減はされていると思っていたが
ここまで力の差があるとは思わなかった

「離して!」

「[これからはマルコの言う通りに従います]って誓えば
このまま帰してやるけどねい。」

また首筋を強く吸いつかれ身体が強ばる

「っ、そんなの言いたくない!」

「アリアは強情な奴だよい。」

「昨日の夜、そんな喋り方してなかった!
いつもみたいに喋ってたら
絶対にマルコだとわかったのにっ!」

「おれはいつも通りにしてたけどねい。
アリアも思い込みすぎてたんだろい。
まぁ、エースの名前ばかり呼ばれて
あまり気分はよくなかったよい。」

腕を押さえる力が強まり
しまった、と思った

「今から仕切り直すかねい。」

カチャカチャとベルトを
外す音が聞こえてきて嫌な予感がする

「や、めてっ、マルコっ!」

昨日の夜も抱かれていたとは言え
マルコと認識して抱かれるのは抵抗があった

嫌がって逃れようと体を動かすが
それが仇となり脚を広げられ
ずぷりと既に勃って大きなったものが侵入してくる

「まだ名残りで濡れてるから
前戯なんていらないねい」

マルコが言った通りにまだソコは濡れていて
ゆっくりと侵入してくる○○に
身体は抵抗せずに受け入れていく

全部挿入ったと思ったら
すぐに引き抜かれ何度も
押し込まれる

「い、や!抜いてっ・・・」

昨日のことを身体はしっかりと覚えていて
気持ちのいい場所を突き上げられると
甘い声がでそうになる

「ん、っぅぅ」

それを必死に抑えようと枕に顔を埋める
それを見て可笑しいのかクククっと
笑い声が聞こえてきた

「気持ちいいなら
気持ちいいっと受け入れた方が楽だよい」

「うるっ、さいっ」

出し入れされるたびにぐちゅぐちゅと音が聞こえてくる
その音は嫌なのに抱かれて感じてしまっている自分が
酷く淫乱な女だと言われているようだった

「んんっ!」

昨晩のようにまた目の前が
チカチカとして頭が真っ白になっていき
身体から力が抜けていく

「ほら、気持ちいいんだろい。
素直になれよい。」

力が入らない身体でも容赦なく
腰を動かしつきあげてくる

「や、ちょ、っとまって・・・!」

「待つわけねェよい」

グンっと更に深く入ってきて
それだけで達してしまった

「あぁっ・・・!!」

快楽に身を委ねてしまおうか
なんて嫌な考えが浮かんだとき

「アリアーー!!どこだー?!」

廊下からエースの元気な声が聞こえてきて
正気に戻る自分は今何を考えていたんだろう

「チッ、朝からうるさい奴だよい」

マルコの動きが止まり
ほっとしたのも束の間で耳元で囁かれる

「アリア、今ここで声出したら
エースにバレちまうよい。
おれはかまわねェが・・・」

一旦引き抜かれ体勢を仰向けられ
脚を開かれながら止める間もなく
一気に突き上げられた

「もう、やめてっ・・・!」

「エースが来たからやめろって?
余計やめるわけないだろい。」

嫌だと思うのに激しく揺さぶられ
感じていく身体
何度、絶頂を迎えようとも
やめてはくれない

「ああぁっ!、やっ、もう・・・、」

「おーい!アリア、マルコの部屋にいるのか?」

遠くの方で聞こえていたエースの声が
部屋の前で聞こえ身体が強ばる

「マルコー!起きてるか?
アリアこの部屋にいるのか?」

声を漏らさない様に唇を噛み締める
動きを止めたマルコは唇舌を這わせ
そのまま首元から胸へと下がっていき
固くなった尖端を軽く噛まれる

「んっっ!」

「エースに部屋に入ってきてもらうかい?」

その言葉にふるふると首を振れば意地悪く笑う

「じゃあ言えるねい?
[これからはマルコの言う通りに従います]」

止まっていた腰を動かす
ぐちゅっという水音が部屋の外まで響く気がした

「「これから、マルコの言う通りに従い、ます」
だから、もうっ・・・」

できるだけ小さな声で呟く
カタカタと身体は震えていた

「わかったよい。

エース!うるせェよい!
ここにはアリアなんかいねェよい!」


やめてくれると思った腰を動かしながら
扉の向こうにいるエースに話しかける

「えー。じゃぁアリア見つけたら
おしえてくれ!姿が見えねェんだよなー」

「わかったよい。
おれはまだ寝るから
静かにしろよい」

「あぁ!わかった!」

元気な足音が去っていく

「とりあえず、1回出すよい」

「いっかい、って、んんっ!」

腰を激しく打ち付けられながら
激しくキスをされ呼吸もままならいまま
マルコの熱いものが中に吐き出された


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