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目の前が明るくなった
終わったのかと思って開いた扉をみると
そこには見たこともない男がいた
驚きすぎて声もでない

「こんな所に閉じ込められて・・・
私は海兵です。心配しないで下さい。」

男があたしの腕を掴む
それを振りほどき出来るだけ
奥へと逃げるがすぐに背中に壁が当たる

「いやっ、」

「混乱しているのですね。
すみません。失礼します。」

一気に引きずり出された瞬間に
頭に痛みがはしる

すぐに視界は暗くなった

(キッ、ド・・・)

◇◇◇◇◇

「思ったよりあっさり引いたな。
まさかあのガープの戦艦と遭遇するとは思わなかった。」

「あぁ。」

キラーの言葉を聞きながら私室へ足早に戻る

軍艦1隻沈めることが出来たが
あんなに簡単に引くとは思わなかった
被害は少なく死者もでなかったが
嫌な予感がした

開かれている扉に胸がザワつく

「キッド、」

キラーも異変に気がついたのだろう
俺が部屋の扉を開けておくはずがない

扉には無理矢理壊したあとがあった
指先が冷たくなっていく

「おい!アリア!!」

隠し部屋へと急ぐが
その扉も開け放たれていた
全身怒りの塊で
耐え切れずに開け放れた
扉を思い切り蹴飛ばす

「チッ、目的はアリアか」

「キッド、海軍を追うか?」

「・・・いや、今は無理だ。
だが、絶対に奪い返す。あいつは俺のモンだ。」

空の部屋に用はない、甲板へと向かう
後ろからはキラーが着いてきている

「おい、甲板に一人海兵の死に損ないがいたはずだ。
話を聞こうじゃねェか。」

「・・・そうだな。」


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