隠したりなんかしない
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隣の部屋に案内されると
ニコニコの微笑み紅茶を出してくれる
紅茶は花の香りがしていい匂いだ

向かい合わせに座ればいいのに何故か
隣に座るオールサンデーさんを
不思議に思いながらも紅茶を飲む

紅茶を飲んでいるのを微笑みながら
じっと見られて落ち着かずなんだか気恥しい

「オールサンデーさんって本名ですか?」

「違うわ。ここでは皆が
コードネームを使っているの。」

「そうなんですね!
なんかスパイみたいでカッコイイですね」

「そうかしら?それより、
アリアちゃんてなんだか
いい香りがするのね」

髪の毛を人房とられ匂いをかがれる

「シャンプーの香りかと思ったけど違うのね。
なんだかアリアちゃん自身から香りがするかんじ」

「・・・オールサンデーさんも能力者ですか?」

「あら?わかるの?」

「あ、なんとなくですけど。」

「正解よ。貴女面白いわね。
でも、アリアちゃんも今日から
能力者になるのよ。」

持っていたカップを落としそうになる
目を見開きオールサンデーさんを見た

「あら?知らなかったのかしら?
今、隣でMr.0とドフラミンゴが
交渉でもしてるんじゃないかしら。」

どこからかリモンコンを取り出し
ピッと押すとモニターが天井から降りてきた

そこに映し出されたのは
隣の部屋にいる二人だった

[クロコダイル、お前の好きな値を言え。
それで買ってやる]

[随分と上からだな・・・
テメェのとこにまがい物があるって噂がある。
それを食わせればいいじゃねェか]

[フフフ、よく知ってるじゃねェか。
あれはまだアリアに食べされるには
危険がある。食わせられねェから
わざわざお前に会いに来たんじゃねェか。
さっさっと値を言え]

相変わらずギスギスとした雰囲気だ
さっきと違うのはソファに座り話し合っているのと
机の上には奇妙な色の果物が置いている事だ
あれが悪魔の実なのだろうか

「ドフラミンゴの恋人なのよね?
Mr.0は七武海なの。噂は聞いてるわ。」

画面に見入っていて突然の問いかけに体が強ばった

「・・・はい。」

「恋人に悪魔の実を食べさせるなんて悪趣味ね。
貴女、一生泳げなくなるのよ?」

「それでも、守れるだけの強さが
手に入るのなら喜んで食べます。」

正直どうなるかわからない
怖い気持ちがあるが白ひげ海賊団に帰った時に
役に立てれるようになるなら耐えられる

オールサンデーさんは驚いたように目を開いた

「囲われてるお姫様かと思ってたけど
意外と強いのね。気に入ったわ。」

「あ、ありがとうございます・・・?」

「ふふ、交渉も終わったみたいだし
戻りましょうか?」

机の真ん中に置いてあった悪魔の実は
いつの間にかドフィの手にあった



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