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『ん・・・』

重たい瞼あければ
そこは見慣れない天井

あれ
ここどこ・・・

昨夜の事を思い出し
弾かれたように飛び起きる
ベットの上にはエースさんもいた

『ええええーすさんっ』

自分の服を確かめる
タンクトップと下着は着ていて
ズボンはなくパンツだけだった

やっぱり昨日ことは夢じゃなかった
服も下着も直してくれたのだろう

未遂とはいえ
失態を晒してしまい
恥ずかしさでいっぱいになる

『エースさん・・・』
ユサユサと体をゆする

「んーねみぃ・・・」

お前もまだ寝ろと腕を引っ張られるが
寝るなんてできるわけなく
シャワーを浴びる

やってしまった・・・

頭から水を浴び
壁に頭をつけうなだれる

お酒を飲んでいたとはいえ
マルコ隊長以外の人と・・・
いやいや。別にマルコ隊長と
付き合ってるわけじゃない。
なんでマルコ隊長に罪悪感を
抱く必要があるのか。

そう思い直し
体を洗うが
何故だか罪悪感は消えなかった

ふと胸を見ると赤い斑点が
3つほどついている

(どっかに打ったっけ?)

酔っ払ってたからかと
納得しシャワールームから出る

『エースさんシャワー借りましたよー
部屋に帰りますねー』

「んー」

部屋の片付けをして
寝ぼけているエースさんを
置いて自室にもどる

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