小さな綻び
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何も考えれないほど
快楽の中へと堕ちていく

手放した意識を引き戻すのは揺れる身体

下腹部に違和感を感じて
目を開けると予想通り
ドフィが身体を揺らしていた

「ん、ぁ、ドフィ」

非難の意味を込めて名前を呼ぶ
口角をあげ起きたかと呟いた

「意識がなくても感じてたぞ」

更に最奥まで突き上げられ
すぐに達して意識を失いそうになる
半ば意識を失いながらも
貫かれ揺さぶられる事に躰は喜ぶ

「あぁっ、やぁ、」

熱を発散させるようにドフィに抱きつくと
それに応えるように抱きしめられた



どこかの島によりながら
ドレスローザに戻っていたようだが
あたしに付き合ってドフィは島に降りることもなく
2人で部屋に籠る

1週間経ってやっと発情期が終わったが
ドフィがあたしを抱き続ける

「ドフィ、もう、あっぁぁ」

「だめだ、まだできるだろ?」

発情期が終わるとドフィに首輪を外され
中に熱を注がれる
朦朧とする意識の中、
項を舐められながら後ろから突き上げられ声を上げる

「ん、ぅあっ、ぁあっ」

悲鳴か嬌声かどちらかわからない
発情期で消費した体力も戻りきらないまま
貪られ限界をむかえている
ドフィのこの体力はどこから来るのか


今日、何度目かの射精を終えると
ドフィからやっと解放された

「発情期の時は体力あるのに
終わるとねェな。
もっと体力つけろ。」

ベッドで肩で息をしながら横になるあたしの
身体を抱きしめながら呟く
体力をつけることには賛成だが
これ以上抱かれ続けるのは体がもたない

「ドフィが体力ありすぎるの。
この世界の人ってみんな体力あるの?」

「さァな」

ドフィは不敵な笑みを浮かべるだけだった

明日にはドレスローザにつくと教えてくれた

ヴァイオレットさんから身を守る術は習っていたが
更に本格的なものを教えてくれるらしい

「アリア、お前はおれのために
人を殺せるか?」

「え?」

思わずドフィを見上げるが
冗談ではないことをドフィの顔から見てとれる

人を殺すなんて考えた事もない
殺すなんて、したくないけど
覚悟がないわけではない

覚悟あるかどうかの確認をドフィはよくする
あたしが弱い女に見えるのかもしれない

「なんでもできるよ。
ドフィのために。」

「フフフ、そうか。
ならいい。」

もしかしたらドフィはあたしを
白ひげに戻してくれる気はないのかもと
不安が過ぎるがその考えを振り払った

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