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いつの間にか寝たらしく
もう一度起きると
すっかり日が昇っていた

目を擦りながら体を起こすと

「やっと起きたか」

いないと思っていたキッドの声に
びっくりして目を丸くする
思わず2度見してしまった
キッドは寝転びながらこちらを見ていた

「お、はよう」

キッドはだいたい起きたらいない
それが当たり前になっていた

「今日は夜にアイツらと飯だ」

『アイツら』とはクルーの事だ
そういう時はだいたい女の人のいるお店で
キッドは甘い匂いをさせて帰ってくる

「そっか、楽しんできてね」

しかめっ面になりそうな顔を
なんとか笑顔にさせ答える

「なんつー顔してんだよ。
テメェも行くぞ」

キッドは楽しそうにククっと笑う

「ぇ、」


「他の女といてほしくないんだろ?
ちゃんと見張っとけよ」

女の人といてほしくない
という発言をした事を思い出し
恥ずかしさで顔がほてるのがわかった
ククっと笑い俯いているあたしの顎を掬い上げる

キッドは口角をあげ
楽しげにこちらをみていた

「違うのか?」

「女の人といて・・・ほしくない」

恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだ

「クク、素直じゃねェか・・・
夜まで時間がある。
可愛がってやるよ。」

え、?と声出す前に
キッドの腕の中に閉じ込められた

キッドの舌が胸元に彫られた文字を這う

「んっ、」

太股の内側も手で撫でられ
体がビクリと反応する

「最近ココとココ触られるだけで感じてるな」


最近は彫られた場所に触れられるだけで
下腹部が熱を持つ
それがキッドにもわかっていたのだ

足を広げられすぐに太股の内側を舐められる

「あっ、だ、め」

キッドの頭を押さえどかそうとするが
びくともしない

「感じてるくせに抵抗してんじゃねェよ」

しまった、と思った時には遅かった
ベッドにすばやくベッドに腕を縛りつけられる

少しでも抵抗したら最近はすぐに腕を縛られてしまう

「学習能力ねェな」

胸の突起を片方を強く摘まれ体が仰け反った

「それともワザとか?」

強く摘ままれたまま
突起をぐりぐりとこねられ
もう片方の手は太股を優しく撫でる

「ちが、う、あっぁっ」

「少ししか触ってねェのに
涎垂らしてんじゃねェよ」

優しく撫でていた手が蜜壷に触れると
くちゅっと水音がする

「処女だったとは思えねェほど
淫乱な体だな。」

「や、ぁっ」

ぐちゅぐちゅと乱暴に指を入れられているのに
体はどんどん熱を持ち火照っていった

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