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「次は態度で示せ」

「態度・・・?」

態度・・・
ベッドの上に立ち上がり
キッドの首に手を回し
唇にキスをする
何度も角度を変えていると
急に顎を掴まれ舌が侵入してくる
その舌に自分の舌も絡ませていく

長い口付けが終わりると
キッドは満足そうに笑う

「俺のものだと思うなら
その身体と使って奉仕しろよ」

キッドが求めている事はわかっている
小さく頷き
ベッドに膝をついたまま
キッドのズボンのベルトを外し
まだ勃っていないソレを咥え
丁寧に舐めると口の中で大きくなってくる

「っ、いつもより上手だな
普段からしっかりやれよ」

頭を掴まれ喉の奥まで押し込められ
苦しさで喉が鳴り涙が溢れるが
そんなあたしを愉しそうに見ながら
腰を動かす

喉の奥を突かれるのは苦しいのに
気持ちいい

「う、っんっ」

歯を立てないように気を使いながら
気持ちよくなってもらうために
舌を絡ませる

「っ、飲めよっ、くっ」

その言葉で口に出されるのがわかり
覚悟をしているとすぐに
口の中に精液が放たれる

それを零すまいと懸命に飲み込む

「そのまま、舐め続けろ」

言われた通りに最初と同じように
舐め上げるとすぐに硬さを取り戻す

「もういい」

口から引き抜かれたペニスは
唾液と精液で糸を引く

キッドはベッドに横になり
すぐに次の命令を下す

「乗れ」

「は、い」

上に乗って動くのは苦手だった
自分で腰を振るのもそれを見られるのも
恥ずかしいのだ

キッドにまたがりゆっくりと腰を降ろすと
すんなりと受け入れていく
上下に腰を動かすとグチュグチュと
部屋に卑猥な音が響いていく

「あ、っんっ」

「喉の奥で感じてヌルヌルじゃねェか
咥えるのは上手くなったが
これはまだまだだな」

腰を持たれズンっと突き上げれらると
脳が痺れていくような感覚に
背中が仰け反る

「ひゃぁっ、」

「お前は誰のモンだ?」

「んっ、ぁ、キッ、ドのモノっんんッ」

「そうだ。俺から逃げるなんざ、許さねェ」

もう少しで達しそうになるところで
いきなり引き抜かれベッドに転がされた

「逃げ、ないっ」

そのまま足を広げられ
奥へと肉棒が挿入ってくる

「逃げたら、見つけ出して
犯しながら殺してやるよ」

首に手をかけられ息が苦しい

「っんん」

首を絞められたまま
ギュッとキッドの肉棒を締め付け
達してしまった

「挿入れて首絞めてただけで
イく奴なんかそうそういねェぞ
今もまだギュウギュウ締め付けてきてんぞ」

クク喉を鳴らし笑うキッド
首を絞められたまま声を出すこともままならない
達したばかりなのにキッドは
お構い無しに腰を深く沈め
一気に激しく腰を動かす
さきほどとは違う水音と
肌と肌がぶつかる音が
室内に響く

「ぅ、っあっっ」

首から手は離されたが
そのかわりのように首や肩を噛まれ
その度に何度も軽く達してしまい
油断すると気を失いそうだった

「お前は、髪の毛1本まで
俺のモンだ」

耳元でキッドの声が聞こえる

抜け出せない沼へと浸かっていく
自ら足を踏み入れている気がした


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